スカウト、ブルペン捕手…第二の人生で裏方に回った「スタープロ野球選手たち」の生き様 (3/4ページ)
制球を乱し、降板してしまいました」(前出のスポーツ紙記者)
それ以降も、サッカーの日韓W杯の日本対ベルギー戦を観戦した後に風邪を引いて登板回避をしたり、中日のタイロン・ウッズから右フックを食らったりと、話題に事欠かなかった。「その後は、日本ハム、巨人、DeNAと渡り歩き、今季から巨人の打撃投手となりました。制球力がある左腕なので、重宝されていますよ」(前同) ちなみに藤井の現役時代の最高年俸は8900万円(推定)。打撃投手の年収となると、500~800万円程度と、現役時代の10分の1だが、やはり野球からは離れられないようだ。
15年シーズン、14年ぶりにセ・リーグを制したヤクルト。1軍マネージャーとして人知れず貢献していたのが、04年の新人王・川島亮(34)。「川島もケガに泣いた一人です。右肩痛がなければ、もっと活躍できた逸材でした」(スポーツ紙デスク) そんな川島が務める1軍マネージャーとは、どういう仕事内容なのか。「遠征先のホテルや新幹線のチケットを手配するのはもちろん、部屋割りや席順を決めたりもします。選手によって角部屋がいいとか、窓側がいいとか様々な要望があるので、それを全部考えないといけないから、気苦労が多い仕事だと言えますね」(プロ野球関係者) 川島の存在も優勝の原動力となっていたのだ。
ここまで投手を見てきたが、野手はどうだろうか。「野手だったら断トツで捕手が食いっぱぐれがないですよ。最悪でも、ブルペン捕手として採用されることもありますから」(前出のスポーツ紙記者) チームに必ずいるブルペン捕手。過去にロッテの杉山俊介のように、ブルペン捕手から現役復帰を果たした例もある。それだけ捕手は人材が不足し、特殊なポジションなのだ。グラウンドにおける監督的な役割でもあることから、引退後は野村克也、森祇晶など数多くの名監督も生まれている。
オリックスの正捕手として活躍していた日高剛(38)も、その観察眼の鋭さから、引退した昨年、阪神のスカウトに就任した。「捕手は打者を隅から隅まで観察しますから、スカウトになっても、その経験は生きるでしょう。日高は、引退してすぐにパソコン教室に通ったんです。今やスカウトもノートパソコンが必須。