【シリアの日本人ジャーナリスト拘束】"身代金要求説"はデマだと断定できる根拠と経緯 (2/3ページ)
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話を今回の報道に戻そう。記事を読んで引っかかったのは「期限を切って身代金を要求している」という文面である。これが本当だとすると、なぜこのタイミングなのかということが問題になってくる。怪しいと思い、周辺情報を探ってみたら、共通の知人であるジャーナリストの常岡浩介が、独自に調べ、その結果をツイッターに逐一、すでにつぶやいてくれていたではないか。それは次の通り。
『国境なき記者団に確認しました。家族にも日本政府にも身の代金要求はないが、セキュリティーコンサルタント会社CTSSのニルス・ビルト氏に対して誘拐犯は数日後の期限を切って身の代金を要求したそうです。しかし、ビルト氏は家族や日本政府の代理人ではなく、家族と連絡すら取っていません。』
『家族や外務省の了承もなく、勝手に犯人に接触して、金銭要求を伝えてきている状況です。それでは、犯人側に荷担していることになってしまいます。ビルト氏は先月末には「安田はもう死んだ」といって、お悔やみのメールを家族に送りつけてきたりしていました。』
『現時点でぼくが得ている情報ではこの記事は真っ赤なデマ。確認します:フリージャーナリスト安田さん、シリアで「拘束」 国境なき記者団が見解 : スポーツ報知』
ニルス・ビルト氏が勝手に犯人に接触し、国境なき記者団に伝えたことや「真っ赤なデマ」だと断定している。そうした上記のつぶやきを12月23日に、常岡がツイッターで記したところ、翌24日になって、ビルト氏から直々にメールが届いたという。
『たったいま、ニルス・ビルト氏がぼくにメールしてきた。「身代金要求が嘘であるかのように語っているようだが...」こちらからは、お前は日本政府の代理人でも安田くんの家族の代理人でもなく、お前の行動は犯人グループを誤解させている可能性が高い。安田くんの生命を危険に晒す、と伝えました。』
『その後、ニルスは3回メールしてきて、こちらに反論してきたんだけど、しまいに「お前にんなこといわれる筋合いはない!」とブチ切れてきたので、「いや、メールしてきたの、おまいじゃん」と返信して終了。ニルスが掻き回した状況をどう収拾したものか、収拾が可能なのか、こちらが泣きたいよ。