特別インタビュー“青山学院大・原晋監督”「ハッピー指数大作戦で箱根を連覇する!」(4)エース不安視も強い理由とは? (2/2ページ)
テニスのクルム伊達公子や卓球の福原愛ら多くの日本のトップアスリートのフィジカルトレーナーを務めた実績がある、日本の体幹トレーニングの先駆者・中野ジェームズ修一氏に依頼し、体幹トレーニングや動的ストレッチなどを中心とした、通称「青トレ」と呼ばれる補強トレーニングを導入。その効果は劇的で、
「故障者が減り、みんな練習にも余裕をもって取り組めるようになった」
もちろん底上げばかりが「青トレ」の効果ではない。前述したように、世界で戦える選手も出てきたのだ。特に一色については、
「箱根駅伝後はマラソン練習に移行し、2月末の東京マラソンに挑む予定」
そして原監督は、こうも言って胸を張る。
「3年間大きな故障がなく、スピード、スタミナ、精神力も立派。リオ五輪の代表争いに絡んでほしい。今の力では、間違いなく30キロまでは先頭集団につける。5年後の東京五輪では、確実に有力候補になる逸材だと思います」
「箱根連覇」の勢いで、「世界の青学」へとパワーアップするか──。