「内定→入社」の期間はどうすごすべき? 先輩社会人たちに聞いてみた!
この時期、もう就職先から内定をもらって、あとは入社を待つのみという学生も多いことでしょう。長かった就活からやっと解放されて、学生生活を満喫していると思いますが、ぼんやりしていたら、春はあっという間にやってきます! 社会人になってから後悔しないよう、今何をするべきか? 「内定→入社」の期間はどう過ごすべきか? 先輩社会人たちのアドバイスに、ちょっと耳を傾けてみましょう。
■入社準備はしっかりと!
・「ビジネスマナーの習得。会社に入る前に覚えておけば、ゆとりがあったと思うから」(男性/32歳/商社・卸)
・「英語の勉強。そのときぐらいしか、時間を割いてみっちり勉強できる期間ってないから」(男性/36歳/機械・精密機器)
・「その会社について予備知識を入れておく。事前に自社商品などを知っていた方が、仕事がしやすい」(女性/38歳/情報・IT)
勉強や入社準備がゆっくりできるのは、本当に今だけです。入社してから焦っても遅いですから、今のうちにできることはしておきましょう。
■今しかできないアルバイト!
・「興味のある職種のバイト。就職すると、気軽に様々な仕事を試すことはできないから」(女性/32歳/食品・飲料)
・「バイトに励み貯金すること。社会人のはじめは給料が少なく、その分出費が多く、全然貯金できなかったから」(女性/31歳/医薬品・化粧品)
学生の間にアルバイトでしっかり稼いでおけば、入社に必要なものをそろえるときも、お金に困らずに済みます。
■旅に出るなら今!
・「世界一周とまでいかなくとも、1カ月くらいは世界を旅したかった。社会人だと休めても1週間くらいだから」(男性/44歳/情報・IT)
・「長期旅行。お金はあっても、時間がなくて、長期旅行に行けなくなる」(女性/34歳/生保・損保)
社会人になったら、本当に驚くほど自分の時間がなくなります。長期の休みなんてなかなかありませんから、旅行をするなら今がチャンス!
■残された「学生時代」はあと少し
・「とにかく遊び倒せばよかった。卒論に追われていたのであまり遊べなかった。社会人になるとこんなにも時間がなくなるのか……と思った」(女性/27歳/情報・IT)
・「遊びまくる。時間に余裕があるのは学生のうちだけだから」(男性/29歳/小売店)
・「学生気分の満喫。社会人としてはできないことも、いろいろある」(女性/30歳/電機)
仲の良い友だちと、就職を機に離れ離れになってしまう場合も多いと思います。学生の間に、しっかり思い出を作っておきましょう。
■入社後、きっと役に立つはず!
・「それなりに読書はしていたもののビジネス系に偏っていたので、小説なんかも読んでおいたら良かった。社会人としての経験が浅いうちは、なかなか使い難い知識もある。一方、思わぬところから得たものが役立ったりする」(男性/35歳/金属・鉄鋼・化学)
・「作り置きできる料理の練習。大学よりも忙しいし疲れるから、土日でできるだけ料理を作り置きしないと、なかなか自炊が続かない」(女性/25歳/団体・公益法人・官公庁)
・「ボールペン字。パソコンを使うとしても、やはり手書きが不可欠なこともあるから」(男性/24歳/団体・公益法人・官公庁)
仕事に直接関係のある勉強も良いですが、こういった「時間にゆとりがないと取り組めないこと」にチャレンジしておくと、ほかの新入社員に差をつけることができそうです。
■健康な体づくりもお忘れなく
・「健康管理。入社すぐから体調崩しては、イメージが悪い」(女性/47歳/その他)
・「勉強するより、体を鍛えること。大学生になって運動不足になり、体力が衰えているのに入社してから気づいた」(男性/23歳/情報・IT)
・「歯医者に行っておくことです。治療に時間がかかる歯は、治しておいた方が良いと思います」(女性/32歳/ソフトウェア)
社会人は体が資本。若いからといって体調管理を怠っていると、入社してから痛い目にあうかも?
すでに入社へ向けての準備をはじめている人や、残り少ない学生生活を楽しむために、旅行などの計画を練っている人もいるかもしれませんね。一度過ぎ去ってしまった学生時代は、二度と戻ってはきません。社会人になってから後悔しないように、今できること・今やるべきことを考えて、積極的に行動してみてはいかがでしょうか?
文・OFFICE-SANGA 森川ほしの
調査時期:2015年11月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人355人(インターネットログイン式アンケート)