最初の30秒は相手が興味をもつ話を!心をつかむプレゼンのコツ (2/2ページ)
聞き手は、「自社の業務改善や売上向上に関係がありそうだ」と思うからこそプレゼンをする機会を設けてくれるもの。
だからこそ、「御社の業務効率が20%改善するご提案です」と、まず聞き手に関係する話からスタートするのがうまいプレゼンター。そうすれば、「それが聞きたかったんだ」と相手に興味を持たせることができるわけです。
これが、最初の段階で聞き手の心をキャッチする「つかみ」というテクニック。
そして、つかみは手短に「30秒以内」が鉄則だと著者はいいます。なぜなら、長すぎるつかみは間延びした印象を与え、「早く本題に入れよ」と思われる危険性があるから。
ニュースのヘッドライン(見出し)のように、プレゼンの内容をひとことでバシッといえるのがベストだといいます。
■プレゼンは3分で判断される
一般的に、ビジネスプレゼンは15分~30分が一般的。しかし長さにかかわらず、開始から3分もあれば、聞き手はそのプレゼンについて、「最後まで聞くに値するかどうか」をシビアに判断するものだといいます。
そして、その際の判断材料は「内容」「使え方」「熱意」の3つ。
つかみだけは上手だけれど、その後はまとまりがなく、結局はなにがいいたいのかわからないというプレゼンをする人がいます。
しかし重要なのは、一刻も早くプレゼン全体の流れやゴールを示し、興味や関心を持続させることができるかどうか。
そしてプレゼンがうまい人は30秒でがっちりと聞き手をつかんだあとも、「どうすれば興味や関心を持続させられるか」「どうすれば最後まで集中力を保ったまま聞いてもらえるか」をしっかり考えているものだといいます。
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こうした基本を軸としながら、本書では以後も「話し方」から「演出方法」までをわかりやすく解説しています。
しかもシンプルでわかりやすい構成になっているので、時間をかけずにプレゼンのテクニックを身につけたい人には最適な内容だといえるかもしれません。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※西原猛(2015)『ぐるっと! プレゼン』すばる舎リンケージ