最初の30秒は相手が興味をもつ話を!心をつかむプレゼンのコツ (1/2ページ)
「口ベタだから」、あるいは「あがり症だから」。それ以前に、「理由はどうあれ、そもそも自信がない」という方もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても、ビジネスに欠かせないプレゼンテーション(以下プレゼン)について、なんらかの苦手意識を持っている方は少なくないはずです。
そこでおすすめしたいのが、その名も『ぐるっと! プレゼン』(西原猛著、すばる舎リンケージ)。
「一般社団法人日本プレゼンテーション教育協会」の代表理事を務めるプレゼンテーション・ディレクターである著者が、「伝わるプレゼン」のコツを明かした書籍です。
■プレゼンも第一印象で決まる
食事をするとき、目の前にある料理が「おいしそうかどうか」を判断する際に重要な意味を持つのは、当然のことながら「見た目」です。
おいしそうな彩りや盛りつけであれば味にも期待できますが、お皿に大雑把に持ってあるだけなら、味に期待が持てなくても当然だということ。
著者によればプレゼンもまったく同じで、まず「見た目」で第一印象が決まるのだそうです。
つまりは「好き」「嫌い」「期待できそう」「生意気」などが直感的に判断されるということ。
だとすれば、この段階で悪い印象を与えると、最初から否定的に捉えられてしまうわけです。
そこで重要なのが「表情」。なぜなら聞き手は、プレゼンターが登場したら、まず顔を見るから。そして同じように「服装」「姿勢」「雰囲気」「第一声」なども、プレゼンターを総合的に判断し、第一印象を決めるための重要な要素になるそうです。
そこで、髪の毛の整い方からネクタイの締め方までを、しっかりチェックすることが大切だと著者はいいます。
なお、ビジネスプレゼンの場合はスーツが基本ですが、ポイントは「自分に合っているかどうか」だとか。
■最初の30秒で心をつかもう
商談の席で、名刺交換して座ったとたんに自社商品などの説明をはじめる人がいます。しかし当然ながら、それでは相手によい印象を与えることができません。