『ナチュラル油搾り器』日本初! 搾りたてのオイルを自宅で楽しめる

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『ナチュラル油搾り器』日本初! 搾りたてのオイルを自宅で楽しめる

日本初の家庭で搾りたてのオイル(油)を作ることが出来る画期的家電が登場。2015年10月に発売された株式会社ウェルリッチ『ナチュラル油搾り器 WR-5000』をご紹介しよう。


■中国富裕層にも人気の自宅で新鮮オイルが作れる「油絞り器」
新鮮な自家製オイルは普段の食生活にはもちろんのこと、スキンケア用オイルとしても利用出来る。添加物などが入らない安心さと、何よりもその鮮度と美味しさは格別だ。そのままパンにつけたり、野菜や魚料理・肉料理に、ドレッシング作りなどなど。健康や美容、自然派志向な人であれば、搾りたてオイルに魅力を感じるのではないだろうか。日本ではあまり馴染みのないキッチン家電のひとつかもしれないが、中国の富裕層などで人気なのだそうだ。
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ゴマ、大豆、アーモンド、ヒマワリ、くるみ、野菜種子など様々な素材から好みのフレッシュオイルを搾油することが出来る。

■結構大きめの本体。その構造、仕様を確認する
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まずは本体を見ていこう。※今回、取材した機種はデモ機の為、本製品と仕様は若干異なる。

本体の大きさは、幅:18.5cm 奥行き:32.5cm 高さ:27.5cm。重さは約7.5kg。キッチン家電としては大きめサイズ。重たさもあるので、両手で抱えて運ぶことになる。
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毎日使うのであれば、定位置を決めて設置したいところ。たまに使うのであれば、搾油する度に取り出して使うことになるが、どちらにしても、この大きさの油搾り器を収納・設置する場所をきちんと確保しなければならないだろう。
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中に入っているものは、らせん棒(大・小)、ミトン(片手)、濾過(ろか)網、T字引っ張り棒、スプーン、油受けカップ、カス受けカップ、洗浄用ブラシ、底皿。

■フレッシュオイルを搾るための準備(本体の組立)
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まずは油を搾るためのセッティング。本体のフタをあけて、濾過網をセットする。
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らせん棒は2種類。ゴマなどの小さい種子用と、ピーナッツ・クルミなど大きな種子用がある。らせん棒は、らせん部分と筒部分と分かれている。本体にらせん棒を取り付ける部分があるので、溝に合わせてセットししっかりとロックをする。
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底皿と油受けカップを本体の所定位置に、手前のカス出口下にカス受けカップをセットする。これで準備は完了。いよいよ実際に油絞り体験をしてみることにする。

■それでは実際にゴマ油を搾ってみる(小さい種子編)
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まずは小さい種子用のらせん棒を使い、ゴマ油を搾ってみよう。ごまはスーパーなどで売られている一般的な白ゴマ。当然ではあるが、フレッシュなオイルを搾るには新鮮な素材選びも重要になってくる。
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電源プラグをコンセントに差し込み、オンスイッチを入れると操作パネルが点灯。選択ボタンを押して、搾りたい種類の表示を選ぶ。動作ボタンを押すと、搾油スタート。スタート直後は5分ほど本体を温める為の予熱時間となっている。予熱が完了すると、ピピピッという音が鳴り、搾り動作であるらせん棒が回転を開始。
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搾り動作が開始してから、本体上部の投入口より原料を少しずつ入れていこう。ここでのポイントは素材を少しずつ投入すること。多すぎると搾油しにくくなり、らせん棒内に搾りカスが溜まりやすくなってしまう。らせん棒が回転するとそれなりに大きめの音がする。響く感じの音なので集合住宅の場合は設置場所に気をつけた方がよい。
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白ゴマを少しずつ投入していくと、手前からカスが出てくる。熱を加えながら搾油するため、素材を投入した直後からゴマの香ばしい良い香りが漂う。

動作時間は約30分。それ以上越えないようにする。しかし、搾油したい分量をどのくらいの時間で搾れるかなどの情報がないので、今回は白ごまの投入を終えて、搾りカスが出てこなくなってしばらく経った後、手動で止めた。
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白ゴマ大さじ10杯分を搾ってみると、約大さじ2杯分のゴマ油となった。しばらく置いておくと、クリアな部分とにごりのある部分に分かれる。クリアな部分だけだと大さじ1杯分くらいだろうか。その香り、風味、鮮度は間違いなく、とても軽くて美味しいゴマ油。当然ながら、格段の美味しさと新鮮さである。搾りカスにも食物繊維が豊富。こちらも料理に加えたりと、捨てることなく使っていきたい。

■大豆から大豆油を搾ってみる(大きな種子編)
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次に大豆を搾ってみる。こちらは、大きい種子用のらせん棒を使う。
作業工程は同じ。操作パネルから「大豆」を選択し、動作ボタンを押す。予熱を終えてから、少しずつ投入口より原料を入れていく。大豆は、スーパーの乾物コーナーで売られている一般的なもの。白ゴマの時とは違い、素材が大きく堅いので搾油が始まるとバリバリとかなり大きな音でかなり響く感じだ。
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大豆100gより小さじ1杯分の大豆油を搾取できた。

白ごまの時は簡単に思えたが、大豆の時は少し手間がかかるように思えた。大きな種子はそれだけ原材料も必要になるし、種類によっては搾れる量はごくわずか。また搾りカスも大量に出る。しかしながら、搾りたてのオイルというのは、こんなにも美味しさが違うのかと、当たり前のことながら驚かされ、その味わいに感動した。

では次に原料ごとのできる油の量を確認してみよう。

■原料ごとに搾油率は変わる
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メーカーが記載している原料ごとの搾油率の目安は下記の通り。
ピーナッツ 30~48%
野菜種子 20~35%
ヒマワリ 22~40%
ゴマ 40~50%
大豆 10~15%
クルミ 40~55%
今回検証した「ゴマ」は大さじ10杯分で約大さじ2杯分(クリアな部分は約大さじ1杯分)のゴマ油に。「大豆」は100gで約小さじ1杯分の大豆油となった。搾油率を見てみると、「ゴマ」「クルミ」がこの中では割とよく搾れるのではないだろうか。「大豆」は10~15%の搾油率なので、今回の検証でも投入する材料に対して搾れる油はやはり少ない印象を受けた。

■搾油後の後かたづけは1回ごとに行った方がいい
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後片付けは1回ごとにした方が良い。使用直後は本体やらせん棒が熱くなっているので、ある程度冷ましてからの方が良いだろう。ミトンを使い、らせん棒をはずし、洗浄用ブラシなど使いながら洗う。その他、濾過網、底皿、カップなどは通常通りに洗えば良い。本体の方にも、オイルやカスが付着するのでこちらはやわらかい布などで拭いておこう。(本体の水洗いは不可。)

大きな種子を扱った場合はお手入れが少し大変であった。搾りカスも大量に出るので、らせん棒の間にかなり詰まってしまう。筒部かららせん棒がなかなか取り外せない。その場合はT字引っ張り棒を使い、取りだそう。

また、搾り動作中にカスが詰まり、らせん棒が動かなくなることもある。この場合は、中止ボタンを3秒間長押しをして、らせん棒を逆回転させてみよう。

全体的には組立や後片づけは、特に難しいことはなかった。慣れてしまえば、ササッと扱えるようになるだろう。本体にも、油やカスが入り込む箇所があるので丁寧に手入れする必要はある。

■オリーブオイルは搾れないことに注意
家庭で一般的によく使うオリーブオイルだが、基本的に固い種子から搾油する為、果実であるオリーブに関してはこの機械では搾ることが出来ない。オリーブオイルというのは収穫後すぐに搾油するのが望ましく、一般的な家庭では鮮度のよいオリーブを手に入れるのはなかなか困難であったりする。また綺麗な状態での搾油はとても難しいため、今回検証した油搾り器では搾油不可となっていることに注意したい。

■油搾り器に対する情報が現段階では少ないが…
さて、フレッシュオイルの美味しさは格別なのは間違いないとして、もう少し色々な情報が欲しいところ。取扱説明書も簡易的な感じで、操作方法のみが書かれている。もちろん、その時の素材の質により搾れる量などは変化するだろうが、どのくらいの時間で搾油出来るのか、どのくらいの量が搾りやすいのかなど、ある程度の目安になる具体的な数値が欲しい。

また、搾った油を使い切る目安など、そういったものの情報も少ない。現段階で購入するとしたら、そのあたりを自分自身で見極めていかなければならないだろう。油を搾った後に入れる容器も必要になってくる。油受けカップに入れたままだと、容積が大きく酸化も早い。密閉できるような小型の瓶などがあると良さそうだ。原材料費や搾れる量を考えると、一般的に普及するにはなかなか難しい印象もある。

■搾りたてのオイルの美味しさ・鮮度は間違いない!
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しかし、フレッシュなオイルの美味しさと鮮度は間違いなく格別。挽きたてのコーヒー豆の香りが香しいように、搾りたてのオイルの香りと風味は別格なのだ。スローフードやローフード、玄米菜食生活やマクロビオティックなど、使う食材の鮮度や質を意識している人にはもちろんおすすめ。
こだわりの食を求めている人、鮮度にこだわる人、個人経営の料理教室やカフェを営む人、またアロマやエステなどでフレッシュなオイルを使う人、無添加の手作り石鹸を作る人などには魅力的な家電ではないだろうか。
参考価格は59,800円。
ナチュラル油搾り器 WR-5000 ナチュラル油搾り器 WR-5000

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