なぜ占い師に?女子の欲望を叶える占いライター 森 冬生さん〈前編〉 (3/4ページ)
妊娠8ヶ月くらいまで打ち合わせに行き・・・、臨月まで仕事をしていましたね。もし「妊娠」という大きなイベントがなければ、まだ会社勤めをしていたかもしれません。私の場合、占いもフリーランスという仕事のカタチも自分からやりたい・・・というよりは外からの要因がきっかけで考え、行動した結果が今の私を形成しているように思えます。 連載を持つと忙しくなると思いますが、育児や家事などのやりくりは? 森 フリーランスになった時に、“占いにこだわらずに仕事の幅を広げたい!”と思い、取材記事やコラムを書いていたこともあったんです。医療関係の専門誌やファッション情報誌など、声がかかればどんな仕事も受けようと思い、出張もこなしました。でも、家族の協力があっても育児との両立は厳しかったですね。小さい子供って、大事な用があるときに限って熱を出したりするんです。切ないですよ。自分のエゴで夫や子供にしわ寄せがいくのはマズいなと考え直して、取材なしで執筆できる占い・心理テストの仕事にもどったわけです。同時に、専門知識を深めるための勉強もはじめました。 いくつになっても学ぶことは大切ですね。家庭と仕事の両立は多くの女性にとって課題です。 森 はい。仕事の質を高めるためにも学ぶことは大切だと思います。それまで私は主に西洋占星術をメインにしていたので、東洋系の占いの勉強をはじめました。実はフリーになって5年目の1995年に『超カンタン風水ブック』(KKベストセラーズ)という本を出したのですが、このときは独学で書いたんです。女性が書いた風水本はめずらしい時代だったので、この本がきっかけで『ar』、『オリーブ』、『セブンティーン』、『りぼん』、『ちゃお』など大手出版社の雑誌から仕事がくるようになりました。そうなってくると独学では追いつかない。危機感にかられて、東洋系の占術の大家・大石眞行先生に師事して風水など東洋系の占術を勉強しました。
私たちにも身近な「占い」には様々な形があります。その占いを発信する方法もまた、1つには留まりません。森冬生さんのように思いがけないところから予想外の仕事と出会うこともあるのです。