旅行する時は要注意! タイで迷彩服と着て歩くと「懲役5年」って本当?!

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海外旅行と言えば、ウキウキと楽しいものですよね。観光にショッピング、レストランに屋台……日本人にとって人気の旅行先のひとつにタイがあります。ところでそのタイには、服装に関する意外なルールがあるって知ってますか? なんと、迷彩服を着てはいけないというんです! それはなぜなのでしょうか。

■タイで気軽に迷彩服を着ると……

迷彩服と言えば、本当は軍人の服装ですよね。カムフラージュとも呼ばれるように、戦闘中などに目立たないための柄として用いられます。日本ではミリタリーファッションとして定番の柄ですが、タイでは現在も紛争が続いているんです。そのため、日本にいるときと同じような気軽な気持ちで迷彩服を着てはいけません。

タイには軍服法という法律があり、それによると民間人が迷彩服を着た場合、3カ月以上5年以下の懲役刑が科せられるそうです。これはかなり重い罪と言えるでしょう。なんでも、タイでは軍人を優遇することがあるため、昔は軍人のフリをする民間人が後を絶たなかったんだとか。それを防ぐために、民間人と軍人がキッチリと見分けられるよう、この法律が制定されたんだそうです。

■赤、黄色の服も気を付けよう

法律にはなっていないようですが、赤や黄色の服装も避けたほうが良いでしょう。ここ数年タイで起こっているクーデターなどでは、対立している派閥にそれぞれ決まった色があるようです。それが、赤と黄色なのです。安易に赤や黄色を着ると、その派閥に関係していると誤解される恐れがあります。

こういった、戦闘やクーデター、テロというものに対して、日本人の意識はあまり高くないでしょう。しかし、「日本では大丈夫だから」という気持ちで外国へ行ってしまうと、思わぬ災難に遭うことがあるのです。あまりにも観光客然としていてもスリの標的になってしまいますし、それ以外にもこういった「その国ならではの常識」を知っておかなければなりませんね。

■タイで気を付けたい、服装ルールいろいろ

タイでは、それ以外にも気を付けなければいけないことがあります。それは仏教の国ならではのことです。特に注意が必要なのが、寺院や王室関係の施設です。肌の露出の多い格好だと、中に入れないことがあります。観光客の多いところでは、入口付近で体を覆う布を貸し出してくれますが、そうでないところもあるので、はじめから露出の少ない格好を用意しておくことをおすすめします。靴を脱がなければいけないところも多いので、その場に合わせた格好をしたいですね。

いかがでしょうか。タイは気軽な旅行先として人気が高いですが、日本では考えられないようなところで厳しいこともあるようですね。旅行前には、行く先の国のことをよく調べることが大切ですね。

(ファナティック)

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