3人に1人の子どもは胎内記憶がある?生まれ変わりを科学が解明 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

しかし、「記憶があるということは、生まれる前の赤ちゃんにも感情や意識がある」、つまり「心があるということ」です。

そこで池川さんは、自らの産科医としての半生を振り返りました。果たして、自分は赤ちゃんの人格を尊重してきたのかと。そしてそのとき以来、赤ちゃんや患者さんの心に寄り添う産科医になろうと決心したそうです。

■唯物論者が生まれ変わりの研究をはじめたきっかけ

本書のもうひとりの著者である大門さんは、若いころは筋金入りの唯物論者で、大学の教え子に愛とはなにかと聞かれ、「生物が子孫を残すために体に仕組まれたメカニズム」なんてクールに答えていたとか。

それが、自身が親になり、親友の死を経験する中で、人知を超えた大いなる存在や魂というものをいつしか感じるようになっていったそうです。

そして、心の科学を研究する途上で、死後の生命の生まれ変わりの可能性を調べるようになったというのです。

もともと、「生まれ変わり」という言葉は、日本人同士の日常会話に出てきても違和感がそれほどありません。亡くなったおじいさんに孫がよく似ていたら、「この子はおじいちゃんの生まれ変わりかもしれないね」なんていったりしますよね。

ただ、それが事実かどうかなどを含めて、きちんと研究した日本の学者は今までほとんどおらず、大門さんが「自分がやるしかない」と決心するには、それほど時間はかかりませんでした。

その後、胎内記憶の池川さんの発表した過去生を語る子どもの事例を知り、池川さんにさっそく連絡を取ったそうです。

■赤ちゃんとのコミュニケーションで子育てが楽に!

池川さんが「心を見る医療」を心がけるようになって、気づいたことがあるそうです。

それまで、一定の割合で、出産時の大きな病院への救急搬送は起こっていましたが、「(出産を)赤ちゃんの意思に任せるようになってからというもの、その割合が減り、安産が増えていた」というのです。さらには、「おかあさんにも赤ちゃんとコミュニケーションを取ることを勧めると、マタニティーブルーになる人も減って」いったのだそうです。

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