【いまさら聞けない】水爆と原爆の違いって?

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先日、北朝鮮が水爆実験に成功したと報道され、いよいよ他人事ではなくなってきた核兵器問題。 そこで、いまさら人に聞けない水爆と原爆の違いについて調べてみました! また放射能を防ぐ方法も存在するのです。

どちらも核兵器

まず、前述の通り、原爆も水爆も核兵器のひとつです。

核分裂の連鎖反応、または核融合反応で放出される膨大なエネルギーによって、爆発します。
また爆発とともに、爆風、熱放射や放射線効果の効果も作用される、恐ろしい兵器です。

原爆と水爆の違いは、爆発を起こす原理や威力に在ります。

放射線の影響は?

出典: 電気事業連合会

放射能を浴びた人間は、紅斑や脱毛、がんや白内障など様々な症状に見舞われます。

また放射能は浴びた人間だけでなく、生まれてくる子供にも先天異常の影響が出ます。

■原爆

出典: cnn

正式名称は原子爆弾。(画像は第二次世界大戦でアメリカ軍が広島市に投下した原子爆弾、リトルボーイ)

原発の燃料としても使われるウランやプルトニウムの核分裂反応によって爆発を引き起こします。

爆発1秒後に最大半径205mまで膨張し、爆心地から2km以内は全て焼き尽くす威力を持ちます。

■水爆

出典: wikipedia

正式名称は水素爆弾。(画像は水素爆弾Mark 17)

原子爆弾の核分裂とは逆に、複数の物質を融合させ、質量の差分をエネルギーとして取り出す核融合反応を利用して反応させています。
太陽は基本的に核融合反応でエネルギーを放出しており、その原理を応用して作られました。

原爆との大きな違いは、その爆発力です。
核分裂反応は物理的特性上、爆発力に上限がある一方、
核融合を利用する水爆は、反応させる物質を大量に投入すればその分爆発力を増やすことができます。

つまり、日本に投下された原爆の何百倍、何千倍もの爆発力を持つ爆弾を作ることも不可能なことではないのです。すると、ひとつの国が炎に覆いつくされる威力の爆弾が出来てもおかしくはありません。

放射能から身を守るには?

もし大量に放射線を受ける恐れが発生したときは、ともかく少しでも放射線を受ける量を減少させることです。放射線防護の基本は、「距離」「時間」「遮へい」の3つです。

放射線防護の基本
距離
放射線の影響は、距離の2乗に比例して弱くなります。例えば、放射線の源から100メートル離れると、放射線の影響は1メートルの所の1万分の1になります。
時間
少ない量であっても長時間受ければ、量は増加します。
遮へい
放射線は物質を突き抜ける性質がありますが、鉄板やコンクリートで止めることができます。

出典: 電気事業連合会


世界から核兵器がなくなることを祈るばかりです。

映像もあった

出典: youtube

22秒あたりからご覧ください。

晴れ間が広がった青空が一瞬にして赤く燃え上がります。

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