京大「サークルクラッシュ同好会」に聞いた! サークルクラッシャーは「女子校出身者」「承認欲求の強い人」に多い! (3/4ページ)
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■サークルクラッシュは社会問題ではないか
――このサークルクラッシュ同好会を作られたきっかけは何だったのでしょうか?
ホリィ・センさん 一つは自分が目立ちたがり屋ということです。せっかく大学に入ったので何かをやりたいと思いましたし、また京都大学は変わったサークルを作ってもいいという風潮があるのもサークルを作った要因です。それに何よりもサークルクラッシュという事象が面白いと思ったからですね。
――サークルクラッシュが起こる過程が面白いということですか?
ホリィ・センさん 最初は過程というよりも心理面。サークルクラッシュに巻き込まれる人たちの心の動きに興味が沸きました。しかし現在私は大学で社会学を学んでいまして、このサークルクラッシュは原因をたどると、個人の問題ではなくむしろ社会問題につながるのではないかと考えています。
――現代社会が生み出した問題であると。
ホリィ・センさん そうです。現代は恋愛弱者、コミュニケーション弱者が増えていますが、これは既存の集団が緩くなったせいかもしれません。現代は昔と比べると大家族も減り、核家族化が進み、そのせいで地域における集団性も薄くなりました。そのためコミュニケーション能力を培う場が少なくなっています。
――たしかにいろんな人と触れ合う機会が失われつつあります。
ホリィ・センさん 学校もまとまりがないのですが、高校まではある程度集団で動くのでそこまで問題にはならないかもしれません。しかし卒業すると人間関係が一気に自由になり、自分で人間関係を選択しないといけません。そうするとコミュニケーション弱者はうまく集団に入ることができず、排除されてしまうケースが増えてしまいます。
――とはいっても、コミュニティーから隔絶して生きるのは難しいでしょう。
ホリィ・センさん そうなんです。そこで例えばネットのオフ会や、自分と同じ問題を抱える人たちで集まることになり、そうした場は最もサークルクラッシュが起こりやすいのです。そこで排除されてしまうと、「二重の排除」になってしまいます。
――大きな社会問題の末端がサークルクラッシュである、ということなのですね。