【“天文学の父”ガリレオ・ガリレイ】その偉大な功績と名言まとめ

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【“天文学の父”ガリレオ・ガリレイ】その偉大な功績と名言まとめ

1642年1月8日に亡くなった偉大なる“天文学の父”ガリレオ・ガリレイ。 地道な研究と苦労を重ねながらも、異端審問にかけられるなど、その波乱に満ちた人生の中で、彼がこの世界に遺したものは、一体何だったのか…。 今回は、ガリレオ・ガリレイの偉大な功績と名言をまとめてみました。

月の概念を覆す

出典: SLATE.com

1609年、いち早く望遠鏡を取り入れたガリレオは、月面に凹凸、そして黒い部分(ガリレオはそこを海と考えていた)があることを発見しました。
今では天体の表面の凹凸である“クレーター”は、誰でも知っているものですが、当時の「月は完璧に球形である」とする古いアリストテレス的な考えでは説明がつかないものでした。

ガリレオ衛星の発見

出典: NASA

1610年には、木星の衛星を3つ発見。その後見つけたもう1つの衛星と併せ、これらの衛星は“ガリレオ衛星”と呼ばれています。
この発見は、ガリレオが信じていたニコラウス・コペルニクスの地動説の裏付けの一つとなり、「全ての天体が地球の周りを回っている」という当時のキリスト教の世界観(天動説)に反するものでした。

これらの衛星は、木星に近い順にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストと名付けられています。

金星と太陽の観測

出典: SOLAR SYSTEM 2

金星の観測では、金星が月のように満ち欠けを繰り返す上に、大きさを変えることも発見しました。金星は地球と太陽を結ぶ線に置かれた周転円の上にあるとされていましたが、その場合、金星は地球から常に三日月型にしか見えないはずなのです。つまり、これは金星が太陽の周りを公転していることの確かな証でありました。

さらに、ガリレオは、望遠鏡での観測で太陽の黒点を観測した最初の西洋人とされています。これは、太陽ですら完全なものではないという疑惑を投げかける発見になりました。

ほかにも、物理学では振り子の等時性や落体の法則を発見したとされています。

〜ガリレオ・ガリレイ名言集〜

「それでも地球は動いている。」

当時は地球の周りを太陽が回っているという“天動説”が信じられていたのに対し、ガリレオは太陽の周りを地球が回っているという“地動説”を主張していました。しかし、周りの人たちはそんなガリレオを狂人扱いし、異端審問にもかけられてしまいました。

それでもガリレオは自分の主張を曲げず、この名言を言い放ちました。
大衆に疑われ、罵られようと信念を持って生きた彼の強い心を表す一言です。

「君は、報告を信じるだけで、自分で確めないのか。」

人から伝え聞いたことには、真実でないことが含まれている可能性があります。
聞いたものを鵜呑みにするのではなく、自分で真実を確かめる必要性を考えさせられますね。

「結果にはすべて原因がある。」

成功しても、失敗しても、すべての結果には必ず“原因”があります。
その原因を見極める力が、生きていくうえでは必要なのかもしれません。

「何も学ぶところがないというような人物に、私はこれまで一度も出会ったことがない。」

どんな人間にも、必ず尊敬できるところはあるはずです。
天才であった彼は、人を見下すことなく、さまざまな人のいいところを考え、それを吸収していったのでしょう。

「どんな真実も、発見してしまえば誰でも簡単に理解できる。大切なのは、発見することなのだ。」

新たな事実を聞くことは簡単ですが、発見することはとても難しいことです。
常になにかを探し、真実を模索していくことで、新たな可能性が広がっていくのかもしれません。

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