潜水時間は1分程度!? ラッコが貝を食べているのは「泳ぎ」がヘタすぎるからってほんと? (2/2ページ)

学生の窓口

あお向けになって海面に浮かび、おなかのうえで石を使ってたたき割る姿はなんともかわいらしいのですが、普段のマイ石は「わきの下」のポケットに収納、ここにエサを入れておくこともあるようで、ちょっとクサそうすね…。

■ラッコは「毛」が命

海面に浮かび気ままな生活をしているように見えるラッコは、じつは人間が勝手に思っているだけの偏見。毛づくろいをサボればおぼれてしまうし、眠るときは「命づな」が必要、と、気苦労の絶えない動物なのです。

皮下脂肪の少ないラッコは、それだけでも水に浮きにくい構造なので、毛のあいだにたまった空気が浮力の元。そのため1平方センチあたり10万本と、ほ乳類のなかでももっとも「毛深い」動物といわれています。太いガードヘアーの下にはアンダーファーという柔らかい毛があり、ここにためた空気の層が浮力と同時に、寒さをしのぐ断熱材にもなっているのです。

ただし毛が多くても汚れてしまうと空気をためることができず、浮かばないどころか凍死の危険もあるため、毛づくろいは重要な仕事。足やおなかを「吹く」姿は、毛に空気を送り込んでいるのです。

眠るときも命がけで、潮に流され、目が覚めたら知らない場所に、なんてこともあるため、海草をからだに巻きつけ「命づな」つきで眠る様子も観察されています。水族館では安心しているのでしょうか、なにも巻かずに漂う、半身だけ上陸して眠るようですが、からだを縛ったままでは熟睡できそうにもありませんね。泳ぎがヘタ、浮かんでいるのもひと苦労、寝るにも注意が必要なのに海で暮らすラッコは、タフを超えてマゾな生き物なのかもしれません。

■まとめ

 ・水族館の人気者ラッコは、ネコの仲間

 ・手のひらにはプニプニの肉球がある

 ・ラッコが貝を食べているのは、泳ぎがヘタ過ぎて魚に逃げられた結果

 ・ほ乳類でもっとも毛深いといわれる動物で、毛の間にためた空気によって水に浮かぶ

(関口 寿/ガリレオワークス)

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