【一人でお悩み中ママへ】たった10分の音楽が「育児ノイローゼ」の助けに!
“育児”って本当に自分の思い通りにはいかないものですよね。小さな子供は何を考えているのか大人には理解ができず育児ノイローゼに陥るママは少なくないのではないでしょうか。
ママがピリピリしてしまうと子供はそんなママの気持ちをすぐに察っしてしまうので、お子様のことを思うとできれば常に笑顔で接してあげたいものですよね。
そこで今日は、日本音楽療法学会認定音楽療法士の松下裕美さんに、“育児ノイローゼ中のママに向けた音楽を使ったアプローチ法”を伺ってきましたのでご紹介いたします。
■音楽療法とは?
日本音楽療法学会の定義では『音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること』としています。
つまり音楽療法とは、ただ単純に音楽を聴いたり楽器を演奏して「楽しかった!癒された!」ということに留まらず、音楽の持つ“メロディ、リズム、ハーモニー”などの要素を用いて、心や身体の変化・回復等を目指すことなのです。
■禅やヨガを取り入れた音楽療法
ドイツの音楽療法学者シュヴァーベが考案した『調整的音楽療法(RMT)』という音楽療法は、シュヴァーベが元々“禅”や“ヨガ”などにも興味があり、それらの影響のもと考え出されたとも言われ、神経症(ノイローゼ)の治療のための音楽療法として生み出されたそうです。
シュヴァーベは、神経症患者によくみられる“ものごとにこだわる性格”を禅の“あるがまま”という概念で除去できると考えたようです。
育児ノイローゼに当てはめて考えてみると、育児がうまくいかないと、どうしても「なんでママの言うこと聞いてくれないの?」「絶対この教育方針で育てるんだ」と神経質になりすぎてしまいがちに。
そんな神経質なママにとって“あるがままを受け入れる”ということは難しいことかもしれませんが、この音楽療法で気持ちが楽になる助けになるかもしれません。
■調整的音楽療法を自宅で実践しよう
『調整的音楽療法』のやり方を松下さんに教えていただきましたので、お伝えします。
聴く音楽はクラシックで、時間は10分間です。
(1)音楽が流れ始めたら、まず音楽だけに注意を向けます。
(2)しばらく音楽を聴いたら、次に自分の身体の感覚に注意を向け、床やイスなどとの接触面でどのような感覚が感じられるかに着目します。
(3)そのうちに浮かんでくる考えにしばらく浸り、そしてまた音楽、身体、考えと順不同で注意を往復させます。
この際重要なのは、“あるがまま”の態度で、何が起こっても不快な気持ちやネガティブな感情で反応せずに、ただ単に“受け入れて流す”ということが重要だそうです。
10分間それを試したら、本来は音楽療法士や、調整的音楽療法を受けた他の人と7~8人で、その時の感情の意見交換などをしますが、一人の時は紙に書きだしたり、ご主人などにその時の感覚を話してみると良いでしょう。
これを続けていく内に、「なんで私はこれにこだわっていたのだろうか?」というような気持ちの変化があるかもしれません。
いかがでしたか?
一人で抱え込んで苦しんでしまっているならば、ぜひこの調整的音楽療法を試して心を楽にしませんか? ママの精神状態が落ち着けば、きっとお子様ともっと笑顔で一緒に過ごせるようになるはずですよ。
【取材協力】
※ 松下裕美・・・国際音楽療法専門学院卒業。日本音楽療法学会認定音楽療法士。介護付き有料老人ホームにて高齢者を対象に、また、放課後デイサービスにて発達障害や自閉症等の児童を対象に音楽療法を行う。
【著者略歴】
※ Yuno・・・ヨガとアーユルヴェーダを専門とし、自身のスタジオWindhillを2015年港区白金台に設立。また今年出産を終えた1人のママとして、特に最近は妊婦や産後の身体についてを中心に学びを深める。ヨガやアーユルヴェーダを通じて妊婦さんや産後のママのサポートができるよう活動しております。
【参考元】
※ 日本音楽療法学会とは – 日本音楽療法学会