【冴え女シリーズ(9)】[姉さんの家政婦じゃ終わらない]第9話(前半)「ちんぷんかんぷんです」 (2/3ページ)
『生きる力』の中の1つについて書いたやつだよ」
宏紀「いや、そもそも『生きる力』がよくわからんのだが」
美咲「『生きる力』っていうのはね文部科学省が現行の学習指導要領に記した教育の方針で・・・」
宏紀「だ~!わかったって・・・というか俺には難しすぎてわからないってことがわかった!」
美咲「そんなに難しかった?」
宏紀「ちんぷんかんぷんです」
美咲「そっかぁ」
宏紀「でも、その小論文の対策でこんなに何回も書いたんだな」
美咲「たぶんどこかのダンボールにまだ入ってるとおもうよぉ」
宏紀「ま、まじか・・・だってアルバムに挟まってたのだけでも30枚くらいあるぞ?」
美咲「う~んたぶんその5倍くらいは書いたかなぁ」
宏紀「すげーな・・・じゃあこのノートももしかして教師の試験対策?」
美咲「そっちはねぇ。教育実習のときの授業の流れとか、板書計画とか生徒の特徴が書いてあるやつ・・・あ、でもそれは23番だから4月からの授業計画が書いてあるやつ」
宏紀「開いていい?」
美咲「いいよぉ」
宏紀「うぉっ!す、すげ~・・・手書きでノートがびっちり埋まってる」
美咲「う~ん、お姉ちゃんパソコンとか苦手だから」
宏紀「こんなのが20冊以上あるの?」
美咲「そうだね、今は31冊目のノート使ってるよぉ」
宏紀「31!?」
美咲「うん」
宏紀「だってこれ4月からの授業計画ってことは採用試験受かってから書いてるんだよな?」
美咲「そうだよ~」
宏紀「時間あるの?」
美咲「教員採用試験の合格発表は10月だからねぇ。大学4年生って授業もほとんどないし。