コミカルからシリアスまで 史上最も怖いゲームミュージック13選

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コミカルからシリアスまで 史上最も怖いゲームミュージック13選


恐怖を味わうにはホラー映画が手軽ではありますが、たまにはゲームの中から聞こえてくる気味の悪~いゲームミュージックはいかがでしょうか?

そこで今回は、ホラーゲームはもちろんのこと、ちょっと懐かしいアクションやRPGなどの楽曲の並ぶ、米Kotakuが選んだホラーなゲームミュージックをご紹介します。

一部ネタバレがありますので、ご注意ください。


●『とびだせ どうぶつの森』


ハロウィンのBGM。ちょっとコミカルでもあり、薄気味悪さもあり、いかにもハロウィンらしい曲です。

子供の頃からこういう音楽に触れることで情操教育にもなり、トリック・オア・トリートが何なのかも学習できるようになることでしょう......。たぶん。


●『バンジョーとカズーイの大冒険』


マッドナイトまんしょんのステージで流れるBGMがこちら。

フクロウやオオカミの遠吠え、それにカエルの鳴き声もこだまし、高音は女性の叫び声にも聞こえます。ガイコツが踊り、モンスターやコウモリがウヨウヨいて、魑魅魍魎が跋扈している雰囲気にバッチリです。


●『ロックマン7 宿命の対決!』


お化け屋敷のアトラクションで使われていたロボットを、ドクター・ワイリーが改造して作り上げられたのが、このシェードマン

登場するのはコミカルなロボットたちですが、棺桶の中からフランケンシュタインが出て来たり、巨大なジャック・オー・ランタンが出て来たりと、ハロウィンがテーマのステージに登場します。

ボスであるシェードマンは、映画『スパイダーマン』のグリーン・ゴブリンのような出で立ちでもあり、翼が生えたガーゴイルのようでもあります。戦いの前に紳士的な一礼をするのも印象的です。


●『ルイージマンション』


マリオと対をなす、プレイヤー2用のためのキャラクターだったルイージ。主役を任されたのはホラーゲームでした。

ともあれ、幽霊屋敷が舞台なので、いかにもソレらしい音楽となっています。


●『スーパーマリオワールド』


弟のルイージが幽霊屋敷に潜入するずっと前に(時系列的には後の可能性もありますが)、アニキのマリオはドーナツへいやおばけやしきで怖い思いをしています。

グラフィックがグラフィックなので見た目は怖くないものの、もしこれが現実だったら、巨大空間に数えきれないほどの幽霊がひしめき合って自分に襲い掛かってくる......というチビるどころか漏らす状況でしょう。


●『クロノ・トリガー』


魔王城のBGMですが、静かなトーンで音数が少なく、時に人が嘆くような声も聞こえてきます。

このステージでは、槍を持ったガイコツのランサーなんて序の口。子供たちがシルエットという幽霊に変身してしまったり、王様やお姫様が魔王のしもべに変化してしまったりと、ショッキングなシーンも登場します。


●『ゼルダの伝説 風のタクト』


『時のオカリナ』の大妖精は奇抜なヴィジュアルでしたが、『風のタクト』の妖精の女王は透明感がハンパないだけでなく、眼がありません

BGMは気味が悪いか神秘的か、紙一重な印象です。


●『サイレントヒル2』


山岡晃さんが作曲の、これぞ『サイレントヒル』な物悲しい曲『Promise(Reprise)』

感動的な楽曲ですが、例の犬エンデイングではそんな気持ちも一気にふっ飛ばされるので、色んな意味で凄いゲームと言えるでしょう。


●『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』


ヴァンパイア・ハンターのベルモンドではなく、半吸血鬼のアルカードが主役となったアクションゲーム。一貫してゴシック・ホラー調のシリーズですが、楽曲も同じ様式で作られています。

オルロックの間で流れるこの曲『パール舞踏曲』はとても美しいワルツです。今回登場するどのゲームミュージックとも一線を画し、「美」の陰に潜む恐ろしさが感じられます。


●『バイオハザード4』


アクション要素が強いためついつい忘れてしまう方もいるかもしれませんが、『バイオハザード』もれっきとしたホラーゲーム。

こちらは、おぞましい上にやたらと体力と回復力があるリヘナラドールの登場BGMです。曲とヤツの姿形を想い起こさせるトラウマがセットだからこそ、より一層薄気味悪く聞こえる人もいることでしょう。


●『スーパーメトロイド』


ラスボスであるマザーブレインのテーマ曲。やっと破壊したと思った脳ミソが、半分生身のメカゴジラのようになって蘇るシーンです。

『メトロイド』シリーズからはSFホラーのテイストが一貫して感じられます。


●『ポケットモンスター 赤・緑』


奇しくも死んでいったポケモンたちが眠る礼拝塔のあるシオンタウン

音楽が物悲しくて怖いのはひとまず置いといて、海外の『ポケモン』ファンたちの間では「シオンタウン症候群」と呼ばれる都市伝説が有名なのだそうです。

【シオンタウン症候群】 別名ラベンダータウンシンドローム。(ラベンダータウン・トーン、またはラベンダータウン・スーサイドとしても知られる) とは、1996年2月27日のポケットモンスター緑・赤発売後に7歳から12歳の日本人の子供が相次いで病気または自殺に走った現象のことである。 また、その子供たちは軒並みシオンタウンの前でデータが止まっており、アメリカなどのポケモンファンではミステリーと噂になっている。

NAVERまとめより抜粋

動画に注釈が出て来ましたが、その箇所には子供にだけ聴こえる高周波の音が含まれており、その音のせいで病気や自殺が発生したという噂が流れたそうです。

実態は人間の頭部を模したマイクによる録音で作られた、「バイノーラル音響」が原因ではないか? というのが有力な説ですが、この技術はそれほど珍しいものではありません。

もしかすると当時は新しい技術で、耳が良く、オカルトが好きな人たちが、誰よりも先に聞き分けることが出来たのかもしれません。

こうした技術的なものと、『ポケモン』の中でもシオンタウンの悲しみに包まれた雰囲気から、こんな怖い都市伝説が生まれたようです。


●『MOTHER2 ギーグの逆襲』


ラスボスのギーグとの戦闘シーン。苦痛で歪んだ胎児のような顔がグニャグニャしたり、繰り返し並んでいたり、演出として画像が荒れたりする、狂気の場面です。

ここまで子供の心にトラウマを植えつけるラスボス戦は、本作以前はなかったかもしれません。そして、この曲もやはり、そのシーンとセットで不気味と記憶されている人が多いことでしょう。



いかがでしたか? 不吉な数字にちなんで、13本の怖いゲームミュージックでした。

海外の記者による独断でリスト・アップされたものなので、日本のプレイヤーから意見を聞いたら、違う作品も多数挙がってくることでしょう。

ちなみに訳者が思い浮かんだのは、アーケードとファミコンに移植された初代『ドラゴンバスター』。テンポが良いのに幽霊が出そうな雰囲気が気味悪かったのと、それがいかにもダンジョンっぽくて印象深かったです。



皆さんが震えたゲームミュージックも、ぜひ教えて下さい!


The 13 Spoopiest Songs in Video Game Music[Kotaku]
Halloween - Animal Crossing: New Leaf Music Extended[YouTube]
Mad Monster Mansion - Banjo-Kazooie[YouTube]
Mega Man 7 - Shade Man[YouTube]
Main Theme - Luigi's Mansion Music Extended[YouTube]
Ghost House - Super Mario World[YouTube]
Chrono Trigger (SNES) Music - Magus Castle Inside[YouTube]
The Fairy Queen - The Legend of Zelda: The Wind Waker[YouTube]
Silent Hill 2 OST - Promise (Reprise)[YouTube]
Silent Hill 2 HD Collection - Dog Ending[YouTube]
Castlevania SOTN: Dance of Pales[YouTube]
Resident Evil 4 Soundtrack - Regenerador[YouTube]
Super Metroid OST - Mother Brain[YouTube]
Lavender Town (Original Japanese Version from Pokemon Red and Green)[YouTube]
【ポケモン・怖い話】シオンタウンと海外で有名な都市伝説[シオンタウン症候群]等を検証してみた[NAVERまとめ]
Earthbound / Mother 2 Soundtrack: Final Battle (Giygas)[YouTube]
Dragon Buster[Arcade Default rank Round 1-32][YouTube]

岡本玄介

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