【中国】核兵器開発も推進…日本を照準圏内にする新組織「ロケット軍」の実力 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 この流れを受け、愛国思想の強い中国国民たちは「2015年の大晦日は歴史的な1日となった!」「感動した!祖国の強さを実感した!」「毛新宇(毛沢東の孫)をロケット軍の司令官に」と賞賛したり、「中国に反抗する国に核ミサイルを打ち込んでやれ!」、「中国はかつての超大国ソビエト連邦の継承者だ!」、「尖閣諸島やモンゴルを奪還せよ!」などと覇権主義的な思想をネット上に書き連ねました。その一方、「『核平』(核開発を皮肉った言葉、北京語で「和」と「核」が同じ発音であることから)だな!」「本当は『ミサイル軍』でしょ?」などと、中国の軍事大国化を不安視する声も寄せられていました。

 さらに中国はアメリカなど諸外国の抗議を無視し、南沙諸島の埋め立てを急ピッチで進めています。もし埋め立て地に大規模な滑走路が完成すれば、航空機が容易に太平洋を横断できるようになります。おそらく中国政府は中国軍が太平洋の制海・制空権を獲得するという壮大な野心を抱いているのでしょう。現在、中国軍は「遼寧」に続く第2の空母を開発していますが、南沙諸島を「第3の空母」にするつもりなのです。

 このように現在の中国は、世界の潮流に逆行するかのように積極的に軍事的拡張を進めています。かつてのローマ帝国やモンゴル帝国、あるいはナチス・ドイツのように「武力による制圧」が今後、中国により実行されるかもしれません。

 さらには2016年1月6日、北朝鮮が水爆実験を行ったことが発表されました。このような危険性の高い軍事国家に囲まれているのが現在の日本です。「近隣諸国に危険性はない」と語る日本のリベラル・左派系の方々には、本当に平和的手法のみで事態が解決できるのか、集団的自衛権は不必要な法案か、改めて考えてもらいたいと思います。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)

(構成/亀谷哲弘)

「【中国】核兵器開発も推進…日本を照準圏内にする新組織「ロケット軍」の実力」のページです。デイリーニュースオンラインは、習近平政治軍事中国連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る