プレミア12の敗因から新監督分析まで…球界大物OBが2016年プロ野球をブッタ斬り!! (3/4ページ)
黒江氏は、この試合の敗因は小久保監督の経験不足だと断言する。「投手交代のタイミングが悪かったと言うような人も多いけど、そうじゃない。おそらく小久保監督は大谷は7回まで、8、9回は則本でいく、と決めてたんでしょう。それでも9回は右と左の2人の投手にリリーフの準備をさせとかんといかん。2点差なんて、あっという間にひっくり返るから。小久保監督は則本と心中しようと考えたんだろうけど、万が一を考えるのが監督の仕事。でも7回までに、ダメ押しのもう1点を取っておれば……。実際に、そのチャンスはあったわけだけど、淡白な攻撃でチャンスを潰してしまっていた。まあ、どちらにしても小久保の若さが出たね」
江本氏は、もう少し引いた視点から「プレミア12」を斬ってくれた。「WBCは収益のほとんどがMLBとMLB選手会に入る。これに対して、プレミア12は、日本球界の金儲けのためにやってる大会なんですよ。だから、メジャーは協力しない。本気でやってるのは日本と韓国と台湾ぐらいで、本当の意味での国際大会とは程遠い。日本の選手が一生懸命やるのは、メジャーのスカウトが見にくるから必死でアピールしようとしているだけのこと。国と国の代表同士が国旗を背負って戦う、なんて煽(あお)るのはやめてほしいね」
さて、今季のプロ野球も、キャンプインまであと1か月を切った。新年にふさわしく、ここでは黒江氏に「由伸巨人軍への期待」、川藤氏には「金本阪神への期待」、そして江本氏には「球界への提言」を語ってもらった。
まずは黒江氏だ。「イライラした昨年とは違って、今年から指揮を執る高橋由伸新監督には大いに期待してますよ。若い監督だけに参謀的な存在が必要だと思うけど、おそらく井端が、そういう存在になるんじゃないかな。川上さん、長嶋さん、王さんというバットマン出身の監督と由伸には、おそらく、似たようなところがあると思う。セオリーはセオリーであるんだけど、それを超えたところで“勘”が働くというかね。本当に期待してるよ」
次に川藤氏は話す。「カネ(金本監督)は“超変革”をスローガンにして、チームを本気で変えようとしてる。わしは、これに全面的に賛成や。せやけど、早急に結果を求めたらアカン。温かく見守ってやらんとな。