天才テリー伊藤対談「野沢直子」(4)野沢に意外な男と寝てもらいたいよ (1/2ページ)
テリー しかし、野沢は昔から全然変わらないよね。
野沢 そうですね。特に最近は子供たちに手がかからなくなったから、その意味では、母親から昔の自分に少しずつ戻ってるのかなって気はしますけど。
テリー じゃあ、これからまた活動も増えていく?
野沢 いや、それはまだわかんないです。具体的に何かをやりたい、というのもないんですけど。
テリー じゃあ、日本に戻ってバラエティ番組にバンバン出るなんてことは?
野沢 う~ん、個人的には、そういう方向性はちょっとないかなと思ってるので。舞台やバンドをやったり、映画を作ったり‥‥自分がおもしろければ何でもいいんですけどね。
テリー そうか。俺は、野沢の感性は特別だと思ってて、これからの活動がとても気になるんだけど。
野沢 何言ってるんです、テリーさんのほうが特別じゃないですか(笑)。
テリー 俺たちは(窓の外を指さして)こういう日本の景色の中だけで、ものを感じて、考えるんだよ。でも、野沢の中にはアメリカの景色もあるんだから。やっぱりものの考え方とかは違ってくると思うんだ。
野沢 テリーさんにお会いするといつも思い出すんですけど、私がニューヨークに行くって決めた時に、「お前、それ、いいアイデアだな!」って言ってくれたの、テリーさんだけだったんですよね。他の人は「大丈夫? (仕事に)戻れなくなるよ」って話ばかりだったんですけど。
テリー うん、確かに言った。よく覚えてるよ。俺、その時の野沢がすごくうらやましかったんだ。
野沢 「テレビ局と飲み屋の往復だけじゃ人間が小さくなるから、どっかへポーンと行っちゃうのはすごくいいよ」って電話をくれて。