泣き寝入りはダメ!ゆとりを悩ます「アカデミック・ハラスメント」の実態 (2/2ページ)

ハナクロ

■「アカハラ」で自殺を考える学生も・・・

「『1週間で文献50冊を読んで要約を提出しなければ単位を認めない』とか、高熱が出て一度ゼミを休んだら『やる気があるのか?そんなんじゃ卒業させられない』と怒鳴られるなど、ことあるごとに到底無理な課題を強い、卒業をチラつかせて脅されてきました。精神的に追い詰められてしまい、一時は自殺を考えたこともあります。大学院進学を希望していましたが、この精神状態ではそれは危険と判断。卒論提出後という遅すぎる時期から就活して、やっとの思いで今の会社に入ることができました」(25歳/男性/会社員)

「アカハラ」を行うような教授は、もはや学生を一人の人格として認めていません。そのため、常人では決して遂行しえないような課題を強いるのは、その最も良い例と言えるでしょう。

その上、「卒業させない」という脅しをかけ、プレッシャーを与えるため、学生の心理状態は究極に追い詰められてしまいます。このような「アカハラ」が原因で、学生が自殺してしまった例も実は少なくないのです。

では、最悪な結末を迎えてしまう前に、一体どのような対処をする必要があるのでしょうか。

■「アカハラ」の対処法とは

アカハラを受けると、精神的なダメージを負い、うつ状態に陥ってしまう事も。そのため、少しでも「おかしいな」と思う事があったら、頼りになる人に話を聞いてもらいましょう。同情してもらうことで、少しは心が軽くなるものです。

また、心理的なケアだけでなく、根本的に「アカハラ」自体を解決をするためには、理性的な対応が大切。

まず、学校に「アカハラ」に関する相談窓口があるかどうか確認しましょう。存在が確認できてもすぐに相談するのではなく、事実を証明するために、精神的に負担となった出来事が起きた日時や状況などを詳しく記録するなど、第三者の理解を得られるように準備をすることが重要になってきますよ。

そもそも「アカハラ」なのかどうか判断がつきにくい、学校に相談したことが教授にバレたら更に追い詰められるのでは・・・?など、心配事がある場合には、NPO「アカデミック・ハラスメントをなくすネットワーク(NAAH)」で電話・メール・手紙で相談をするのも一つの手です。

大学の4年間は人生においても非常に大切な学びの時間。それが絶対的権力によって侵害されてしまうのは、許されることではないでしょう。

すべての学生が専門分野の探求を快適な精神状態で行えることを願ってやみません。

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