食品の安全性を見極めるには?実は「五感」を駆使する習慣が大切 (2/3ページ)
もしもこれらの添加物がなくなってしまったら、現代の食生活は成り立たなくなってしまうかもしれないと著者。
「食品添加物はあまり気にしなくていい」というのです。食品のことを考えるときにむしろ気にしていただきたいのは、塩分や糖分、カロリーなどのとりすぎ、そしてアレルギーだといいます。
■昔ながらのおばあちゃんの知恵を活かそう
お母さんやおばあさんの世代は、食品が腐っているかどうかを見極めるために、自分たちの嗅覚や味覚、視覚をフルに使っていたものです。
昨夜つくったお味噌汁の残りがあれば、匂いを嗅いだり、色を見たり、少しだけなめてみて「これはもうダメ」「全然傷んでいない」などと判断したわけです。そんな姿をみた記憶のある方も多いのではないでしょうか?
なぜそうしていたかといえば、多少の菌が繁殖しそうな場合でも、十分に加熱すれば菌は死に、体に害を及ぼさないということを経験的に知っていたから。
事実、菌の種類にもよるとはいえ、だいたいの菌は一度沸騰させれば死滅するそうです。
だからこそ昔は、毎日一度は日を入れて、何日も煮物を食べたりしたわけです。味は落ちるものの、火を通すことで腐敗を遅らせたのです。
いわゆる「おばあちゃんの知恵袋」です。
■ラベルや数字に頼りすぎないようにしよう
また、買いものに行けば、野菜や鮮魚、生肉をしっかりと目で見て、ときには匂いをかいだり、触って弾力を確かめたりして、鮮度を見極めたもの。
ところが最近は、鮮度の見極め方が様変わりしたように感じると著者は指摘しています。
自分の五感よりも、ラベルや数字を信じる人が多くなってきたということ。
だから消費期限や賞味期限が、できるだけ長いものを買うことになる。そして冷蔵庫のなかに期限の過ぎているものを見つけたら、封も開けずに処分してしまう。
つくってから時間が経ったものも、「1日経ったから、傷んでいるに違いない」と、匂いもかがずに処分してしまう。