世界が認める!日本人の長所「礼儀正しさ」「親切さ」はどこから育まれるの?
海外の人が日本に来ると、お店の人の親切な対応に驚くといいます。統計数理研究所の『日本人の国民性調査』によれば、「治安も良く住みやすく、人が親切である日本に生まれ変わっても住みたい」と思う人は、調査でも83%とデータが出ています。
親切であるということは礼儀正しくあるとも言えます。海外からも評価されているそんな日本に生まれたわが子を、親としては将来礼儀正しい人に育ててあげたいものですよね。
そこで、今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“礼儀正しさ”についてお話します。
■ご飯の前に「頂きます」
自分の立場を低くして相手を立てる文化、“へりくだりの文化”が日本にはあります。普段、大人でも子どもでも誰でもやっている“頂きます”がその良い例です。
ご飯そのものと美味しい食事を準備してくれた人に敬意を示して、自分をへりくだる謙譲語である「いただきます」と一日3回は言っていますよね。この「いただきます」からも日本人の礼儀の文化が伝わります。
■礼儀正しい子どもと「そうではない子」の違いは?
まだ子どもですから、ビジネスマナーのようなことを教える必要はありません。挨拶さえきちんと習慣づけておけば礼儀の基本が身に付きます。
けれども、まだ子どもが小さいうちは物おじするタイプの子もいて、なかなか見知らぬ人に明るく元気に挨拶は出来ないものです。こんな時は親が子どもに無理に「挨拶しなさい」と命令しても難しいこともあります。
家庭内で朝起きたら親から「おはよう」や「おやすみなさい」と声をかけていれば子どもも真似をするようになります。また、食事やちょっとしたおやつを食べる前でも「いただきます」「ごちそうさま」、パパが会社に行くときや帰ってきたときに「いってらっしゃい」「おかえりなさい」とママが声に出していれば、子どもも自然と挨拶するようになりますよ。
もし、子ども側からなかなかこの言葉が出なかったら「おはようは?」「あら、ご飯の前にはなんて言うんだったっけ?」と声をかけましょう。?って無理にやらせてはなりません。
挨拶の習慣がない子どもは外でも先生に会っても「こんにちは」がなかなか言えませんので、家庭内の習慣ができているいないが直ぐにわかります。「先生に挨拶しなさい」と叱るよりも、まず、家族の間での挨拶が基本です。
■その礼儀作法、「社交辞令」になってない?
礼儀作法も“自分をよく見せるためだけのもの”であれば、直ぐに化けの皮が剥がれます。“相手の気持ちを大事にする作法”と“自分をよく見せるための作法”とは全く違うからです。
このような経験をしたことがあります。
(1)良く行くお店の店員さんとスーパーでバッタリ
会いました。お店では満面の笑みで「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と言っている人でした。ところが、筆者から「こんにちは」と声をかけたらとても迷惑そうな顔をされました。“今、私はプライベートな時間なのよ。余計な声をかけないでよ”といった感じの雰囲気が強く出ていました。
仕事とプライベートは別なのは確かですが、これでは“人としてマナーが出来ていない”と思われても仕方がありませんよね。
(2)マンションのエレベーター内で
また、マンションのエレベーター内で同じ集合住宅の住人であることはわかっていても、「名前を知らない人だから」「特に親しいわけではないから」とだんまりを決め込んでいる人もいます。これもマナーが出来ていないと思います。
両方とも相手に不愉快な感じを与えますね。全く知らない人にすれ違って「ハロー、ハロー」と海外のように声をかける習慣は日本にはありませんが、少なくとも顔を知っている人に会ったらいつ、なんどきであっても最低限の挨拶はしたいものです。
いかがでしたか。
保育園に子どもを迎えに行ったとき保育士が「おかえりなさい」と声をかけてくれなんだかほっとしますよね。相手の心をほぐす挨拶だけは幼い頃からしっかり習慣づけましょう。将来の礼儀の土台ができますよ。
【参考】
※ 日本人の国民性調査 – 統計数理研究所
【画像】
※ takayuki / Sutterstock