【専門家に聞いた】年収に見合った子どもの「習い事費用」ってどのくらい? (2/2ページ)
■年収に見合った「習い事費用」ってどのくらい?
生まれた子どもが大学を卒業して就職・独立するまで、20年以上の年数がかかります。その間に世帯収入も変化するかもしれませんし、妹や弟が生まれるかも知れません。
子ども達がそれぞれ希望の高校や大学に進学できるよう、計画的に教育資金が貯められるように、年収とかける習い事費用のバランスにはくれぐれも気をつけてください。
習い事にかける費用の目安ですが、年収500万円世帯を想定すると、大学入学までは、習い事費用を手取り年収(可処分所得)の5%から8%程度までに抑えておきたいところです。私立高校を目指すご家庭では、中学までにある程度の教育資金を貯めるため、もう少し控えめな予算にする必要があります。
ご家庭によって教育方針も違いますし、進路によってかかる教育費も大きく差が開きますので、上記目安まで習い事をしても大丈夫ということではありません。大学(高校)進学費用の積立を優先したうえで、その残りの家計から習い事などにいくらかけられるか、という視点が大切です。
いかがでしたか。
子ども1人当たりの教育費はおよそ1,000万円といった使い古されたフレーズがありますが、薬学部や遠方の私立大学に進学するなど、お子様の進路によってはその倍以上かかることもあり得ます。
習い事費用を含めた昨今の教育費は、“いくらかかるか”というよりは“いくらまでかけられるのか”といった意識を常に持っておくことが必要だと言えそうです。
【参考】
※ 「教育費負担の実態調査結果(平成26年度)」 – 日本政策金融公庫
【著者略歴】
※ 海老原政子(ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー)・・・元生命保険外交員。千葉市在住。一児の母として主婦目線でのアドバイスが好評。「ムリしない」「ラクに続く」家計管理について、日々情報発信中。
【画像】
※ FamVeld / Shutterstock