―あのコの恋愛事情― 彼のセックスが不満すぎて 編
皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。
ネイルサロンは不思議な空間。手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。そんなサロンワーク中のみんなの恋のお話を切り取ってお送り致します。
※許可を頂いたものだけ掲載しています。※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。
たかがネイルサロンと思うなかれ。特に見栄もなく、友人同士でありがちなマウンティングもなく、シラフで繰り出されるあけすけな話しの内容は「女子会」なんてものを越えた女子会。
直接、彼や旦那さまと会うこともないせいか、話題の豊富さとディープさには特別感があるものなのです。個室というおかげもあるけれど。
そんなネイルサロンの一室で始まった本日の話題は「彼氏がセックス下手なんですけどどうしたらいいですかね?」ハルカさん(仮名)のここ最近の大きな悩みなんだそうだ。
「相性」は色々あって、性格や食べ物の趣味、映画の趣味やセックスまで、合わせられるものとそうでないものを総合的に選別して判断するものだ。
他は全てぴったりなのに食事の趣味は全く合わないとか、色々合わないけど特にセックスの趣味が合わないのかによっても色々違ってくるだろうけど、ハルカさんの場合は「他は特に問題ないのにセックスだけ合わない」のパターン。
人間の三大欲求だけになんとか解決したい大きな問題だ。「合わない原因って探ってみたんですか?」ハルカさんに聞いてみた。
「色々考察してみたんですけどねー」ハルカさんの原因究明論は続く。とりあえず、彼は探求心がないんですよ。相手が気持ちいいかどうかなんて確認せずに、雑誌とかネットとかAVからかじった知識をいくつかやってみてる感じ。
しかも、新しい知識を入れようという努力も垣間見えない!「セックスを楽しもう」ていう情熱を感じないから、いつも同じパターンでほんっとにつまんない!!!
こと、力説である。
「あいこさんならどうしますか?」と直球で聞かれたので、まずは友人知人の過去の失敗例も含めていくつか答えてみた。
・失敗例1→「熱い砂と冷たい水で鍛えて欲しい。早すぎる」と伝える。彼、ED気味になる。
・失敗例2→何も言わない。変化なし。不満なまま。
・失敗例3→「これがいい、アレがいい」と要望を伝えてみる。最初は彼もノッてくれたけどいつの間にかセックスレスに。
これは失敗例だけに、ほどなくして全員別れている。じゃあ、どうすれば正解なのよ?って話だけれど、結局は「セックスも思いやり」これ1つである。
失敗例2は何も変化を起こさなかったわけなので置いとくとして、失敗例1や2は「不満だ!気持ちよくない!」て伝えただけで終わっているのが別れの原因なのでなかろうかと思う。
「気持ちよくしてあげなきゃいけない」ていうプレッシャーは、自然と男性の方が多いく感じているわけで、そこで「もっとこうしてよ」と言われるのは「物足りない」とイコールに感じてしまう人も多いってことなのだろう(実際そうなんだけど)。
数ある成功例の中で一番簡単なのが「あなたはこうしたら気持ちいい?」て聞くこと。「あなたに気持ちよくなって欲しい」という思いやりでするセックスは必ず相手に通じる。「じゃあ、君は?」と返ってくるので彼も自然と探求心をもってくれるわけだ。
ちょっと鈍い彼には「こうしたら気持ちいい?」の3回に一回くらい「私はコレが気持ちいい」を付け加えてみること。毎回だとギブアンドテイク感たっぷりだけど、3回に一回なら彼もすんなり受け入れやすい。
「セックスは思いやり」ハルカさんは明日にでも試してみるそうだ。恋愛もセックスも「ああして、こうして」ばかりじゃめんどくさくなるばかりってことですね。
ちなみにこれ、性癖にズレがある人でもうまく妥協点を見つけるのに役立つそうです。「最近、彼が手抜きなんだよなー」て人知れず不満を抱えていた方はぜひお試しあれ。(川上あいこ/ライター)
(ハウコレ編集部)