ひっかかる女優  清水葉月 #1 電車の中の女

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ひっかかる女優  清水葉月
ひっかかる女優  清水葉月

 ハギニワ氏に「君が好きなところで撮影しようよ」と言われて、女優の清水葉月さんがじゃあ、と提案したのが、“電車の中”だった。

「前日の夜、地下鉄に乗って窓に映った自分を見ていて、これだな、と思ったんです。電車の中って、逃げ場がないじゃないですか。否応なく、素の自分がそこに立っていて、『突きつけられた!』って思ったんです」

 理由はもうひとつ、ある。

「電車の中で人間観察、よくするんです。あるとき、私の前に座っていた女の人を見たらその人、自分の肩にかけているストールのフリンジが1本ほつれているのを、必死で直そうとしていて。すごく哀しそうな顔で、涙ぽろぽろ流しながら。こんな日常の中にも、予想もつかないドラマがあるんだって、すごく印象的で」

 というわけで今週は、葉月さんが演じる、電車の中の女。どこにでもいそうで、どこにもいない、ミステリアスな女です。

出演:清水葉月(しみず はづき)

1990年8月11日愛知県生まれ。高校在学中に受けたオーディションに合格し初舞台を踏む。それ以降舞台を中心に活動。近年は映画、ドラマなど映像作品にも出演している。1月の二兎社『書く女』に続き5月、劇団イキウメでは2作品目となる『太陽』(作・演出:前川知大)に出演する。

オフィシャルサイト http://fmg.jp/woman/shimizu/

舞台出演情報
二兎社公演40『書く女』作・演出:永井愛
1月21日~31日 世田谷パブリックシアター
オフィシャルサイト http://www.nitosha.net/kakuonna2016/

ヘアメイク:YUMI
スタイリスト:南拓子(D-CORD)

オフィシャルサイト http://d-cord.com/minami/minami.html

衣装クレジット
フラワープリントコート、白のニット(ともにスリックPR)、スカート、ヒツジバッグ(ともにコンジェ ペイエ アデュートリステス)

お問い合わせ先
スリックPR Tel 03-6755-1030  http://slick.jp/

コンジェ ペイエ アデュートリステス Tel 03-6861-7658 http://www.adieu-tristesse.jp/adieu.html

取材/文:岡本麻佑

国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

撮影:萩庭桂太

1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。 雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。 ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。 「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。 雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/

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