【冴え女シリーズ(10)】[ドSなイケメン茶道プリンス様]第5話(前半)「考えたこともなかったな」 (1/3ページ)

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【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]

■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。


●第5話(前半)「考えたこともなかったな」


しずか「・・・懐かしいですね」

蓮条寺「そうだな・・・。」

蓮条寺「あの頃はよく白川神社へ行って、流也も一緒に三人で遊んだ」

しずか「流也さんが狛犬に登って降りられなくなったり、」

蓮条寺「そんなこともあったな。まったくあいつは昔から・・・」

しずか「ふふ」

蓮条寺「あの頃から、私は家元としての教育を受けていたが、三人で遊ぶときだけが、子どもらしくいられる時間だった・・・」

しずか「先生は、幼い頃から努力をされていらっしゃいましたからね・・・」

蓮条寺「家には茶道が根付いていたから、あまり疑問は感じなかったが・・・最近になって、ふと思うことがある」

しずか「?」

蓮条寺「他の生き方は、なかったのだろうかと」

しずか「先生・・・」

蓮条寺「今が不満なわけではない。

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