リットン調査団・藤原光博が新宿で「ラーメン屋台」をひいていた! (1/2ページ)
たむらけんじ(42)の焼き肉店やほんこん(52)の鉄板焼き店など、人気芸人が飲食店を営むケースは多い。お笑い界でマニアックな人気を誇る、あの有名芸人が副業に選んだのは、なんと「ラーメン屋台」だった。
訪れたのは新宿の職安通り沿いにあるディスカウントショップ「ドン・キホーテ新宿店」。その敷地の片隅で屋台をひいていたのは、お笑いコンビ「リットン調査団」の藤原光博(53)だ。
「いらっしゃいませ!」
道行く人に声をかけながら、ワゴン車内の厨房で中華鍋を振る藤原。大半がその存在に気づかず素通りしていくが、芸歴30年を誇るベテラン芸人だ。事情通が解説する。
「大学のプロレス同好会で知り合った相方の水野透(55)と86年にコンビを結成。ダウンタウンが司会を務めるオーディション番組をきっかけにデビューすると、体を張ったギャグで人気を博しました。東京進出した90年代後半には『ガキ使』レギュラーメンバーの候補にあがったこともある実力派ですが、ここ数年、コンビでの目立った活動はありません」
取材を申し込むと、アポなしにもかかわらず、快く了承してくれた。
「本業はお笑いですが、この屋台は決して片手間でできる仕事ではありません。出店にあたって約1カ月半みっちり修業しました。昨年の夏には“本店”の厨房に入って老舗の味を学んだのですが、先輩のベテラン店員さんに『こんなに早く独立できた人を見たことがない』とホメられました」(前出・藤原・以下同)
藤原が提供するのは、奈良県天理市に本店を置く「天理スタミナラーメン」。関西圏を中心にフランチャイズ展開し、「天スタ」の愛称で親しまれている。
「私にとって天スタは若い頃から親しんだソウルフード。たまたま知り合いのツテで本店の社長さんをご紹介いただき、トントン拍子に話が進みました。この天スタだからこそ、リスクを承知で、唯一の“東京店”のオーナーになろうと決めたんです」
さっそく人気メニューの「スタミナチャーシューラーメン」(900円)をいただく。豚骨ベースのスープからはニンニクの香りが立ち上り、食欲をそそる。中太のストレート麺と、豆板醤でピリ辛に仕上げた豚肉や白菜、ニラなどの具がマッチ。