【冴え女シリーズ(10)】[ドSなイケメン茶道プリンス様]第6話(前半)「心配しているんだぞ」 (1/2ページ)

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【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]

■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。


●第6話(前半)「心配しているんだぞ」


しずか「……お話をするのが、苦手なだけです」

蓮条寺「それが、良いのだ」

しずか「え……?」

蓮条寺「私は、よく喋る女性が苦手だ。見合いの席でも、やたらと自分の話をする女性には辟易している」

しずか「……目に浮かぶようです」

蓮条寺「封建的なことを言うつもりはないが、女性はあまり喋らないほうが魅力的だと思う」

しずか「好み、ですね」

蓮条寺「そうかもしれない。今度からは、相手に求める条件にそれを書いておこう」

しずか「それがよろしいかと……」

蓮条寺「しかし、お前は少し大人しすぎるんじゃないか?」

しずか「え……」

蓮条寺「師範代として稽古に立つときも、あそこまで控えめだと、弟子たちが戸惑う」

しずか「申し訳ありません」

蓮条寺「お前は、指示は的確だが存在感がない」

しずか「そ、存在感……?」

蓮条寺「そこに師範在り、とする存在感だ。そういった存在に対し、適度な緊張感を抱くことで、人はより敏感になる。

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