【永田町炎上】前代未聞の共産党”開会式”出席と”育休議員”出現の裏にあるもの (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

浅知恵か悪ノリか……国会議員の「育児休業」

 一方、年末年始から国会で注目を集めている議論に「育児休暇問題」がある。自民党の宮崎謙介議員が昨年12月21日に憲政史上、初めて「育児休暇」を取るなどと騒ぎ立て、党の国対に約1ヶ月の「育休」取得を申し入れている問題だ。宮崎は、加藤紘一元自民党元幹事長の娘・加藤鮎子衆議院議員の元夫にして、「美しすぎる議員」こと元ミス日本関東代表の金子恵美(めぐみ)議員と再婚した。

 現在、国会議員の「育休」の規定がないため、宮崎は勝手に衆議院議長に衆院規則の改正案を出そうとして自民党国対から「以後、必ず国対を通すように」と叱責を受け始末だ。アぺノミクスの第二段の「希望出産率1.8」に悪ノリして、国会議員が率先して「育休」を取ることで有権者に取り入ろうとの思惑が見え見えだが、「浅知恵」と言おうか、心得違いもはなはだしい。なぜなら会社員などの被雇用者の育休は「育児・介護休業法」で保障されるが、育休中は原則無給であり、雇用保険から所得に応じて給付金が出るだけだからだ。

 これに対し、国会議員の場合は、本会議や委員会を何日休もうと歳費は全額支給される。むろん原資は国民の血税だ。そもそも「選良」である国会議員を「民間労働者」と同じように扱うには無理がある。谷坦幹事長が「自営業者に育休制度はなく、本人の判断で休業できる。議員も同じだ。サラリーマンとは違う」と苦言を呈し、所属派閥の領袖の二階総務会長が「二階派の恥だ」と憤慨するのも当然だろう。

 宮崎に限らずこの国の議員にはあまりにもバカが多すぎるようだ。桜田義孝議員は当選6回にして思慮分別を持たなければならないのにも拘らず、党の政調部会で「従軍慰安婦は娼婦だ」などと「放言」し、撤回に追い込まれる始末だ。せっかく官邸主導で「最終的かつ不可逆的な合意」に漕ぎ着けた「従軍慰安婦問題」にミソをつけたことは言うまでもない。筆者も“土建屋”である桜田のことはよく知っているが、あまり「頭脳明晰」とは言えない人物だが、とにかくこの国の国会議員は質が悪すぎるようだ。

朝倉秀雄(あさくらひでお)
ノンフィクション作家。元国会議員秘書。中央大学法学部卒業後、中央大学白門会司法会計研究所室員を経て国会議員政策秘書。衆参8名の国会議員を補佐し、資金管理団体の会計責任者として政治献金の管理にも携わる。現職を退いた現在も永田町との太いパイプを活かして、取材・執筆活動を行っている。著書に『国会議員とカネ』(宝島社)、『国会議員裏物語』『戦後総理の査定ファイル』『日本はアメリカとどう関わってきたか?』(以上、彩図社)など。最新刊『平成闇の権力 政財界事件簿』(イースト・プレス)が好評発売中
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