スペインではブドウ12粒!世界各国のユニークな「新年の料理」
- タグ:
-
海外
日本では、大晦日に年越しそば、お正月はおせち、1月7日には七草粥を食べる習慣がありますよね。
しかし1年の始まりを祝う食べものは、国によって大きく異なります。
『FOX NEWS』の記事を参考に、世界の「新年の料理」を見ていきましょう!
■1:オランダ(オリボーレン)
大晦日には、レーズンなどを入れた丸いドーナツをつくります。揚げドーナツのようなもの。もともとはゲルマン民族が、年末年始にこれを食べる風習があったという説があります。
冬空に現れる悪魔の心を持つ神ペルチャが人々の腹を切り裂こうとしたとき、オリボーレンを食べた人々のお腹はドーナツのように「ふっくら」していて切り裂くことができなかったのだとか……。
■2:スペイン(12粒のブドウ)
大多数の人々は新年を迎えるにあたってシャンパンを飲みますが、スペインとラテンアメリカの一部ではさらにブドウを12粒一気に食べるのです。もともとは1880年代に始まったフランスの伝統から来ているようですが、今日でも続けられています。
大晦日から新年にかけて鳴らされる鐘の音に合わせて、来る12ヶ月の幸運を祈り、新年最初の12秒以内に食べなければなりません。新年早々、ちょっとした苦行ですね。
■3:イタリア(コテキーノとレンズ豆の煮込み)
豚肉やレンズ豆を煮込んでつくる伝統的な煮込み料理です。
レンズ豆はコインを連想させることもあり、新年の金運や幸福を願って食べられるそうです。イタリアでは、ボリュームたっぷりのこの料理を食べることで、幸運な12ヶ月が保証されるといい伝えられているのです。
■4:ドイツ(ベルリーナー・プファンクーヘン)
12月31日の夜、どこのパン屋でも売っているドイツの伝統的な揚げ菓子です。ドーナツに似ており、中身はプラム・あんず・ラズベリーなどのフルーツジャムです。ときどきジョークでマスタードを入れる人もいるとか……。
■5:ギリシャ(ヴァシロピタ)
基本的にはシンプルなパウンドケーキ。材料も砂糖・牛乳・卵・オレンジ・オレンジの皮など、手に入りやすいものばかりです。
少し趣向が凝らしてあるのは、アルミホイルにくるんだコインを入れて焼きあげるところ。ケーキをカットしていってコインに当たった人には、その年に幸運がもらさられるといういい伝えがあるのです。
■6:南アメリカ(ホッピン・ジョン)
ブラック・アイド・ピーという豆や豚肉の料理とお米の組み合わせが、新年定番の料理です。ニューヨークタイムズ紙によれば、アメリカに向かう途中だったアフリカ人が、ブラック・アイド・ピーを食べながら道を進んでなんとか生き残ったという話に由来しているようです。それを食べることで、幸運が訪れるといういい伝えなのです。
■7:アイルランド(バターパン)
大晦日にバターパンやサンドイッチなどをつくるようですが、昔からの変わった風習を続けている家庭もあります。
それは家のドアや壁を古くなったパンで叩くというもの。悪い霊を追い払う意味があるとか。ただしパンが飛び散ってしまうので、やらない家庭もあるそうです。
*
有名な話ですが、日本の年越しそばは「長寿」を象徴しています。そばという植物自体も、雨風に負けずに強く育つため、強度と弾力性を備えているのです。
迷信を忠実に信じている人は、吸い込んだ麺をできるだけ口の中で切らないように努力するそう。長い麺を食べきれれば、長寿が待っているかもしれません。
どこの国にも、日本の年越しそばのような「おきまりの新年料理」があるなんて、おもしろいですよね。
ひとたび地元や国を離れれば、話す言葉や環境が異なるように、新年の事情も異なっていたのでした。
(文/スケルトンワークス)
【参考】