学校の近くVS最寄り駅の沿線……大学生が住みたいのはどっち? 「近くなら寝坊できる」「たまり場はイヤ」

学生の窓口

一限は朝早いうえに、必修や出席をとる講義が多かったりするものです。それなら大学の近くに住めればいいのに、とも思うけれど、友だちのたまり場になってしまいそう。都心の大学なら家賃も高くて大変ですよね。学校の近くと最寄り駅の沿線、住むならどちらがいいのでしょうか? 学生に聞いてみました。

Q.一人暮らしで住むならどちらがいいですか?

大学のすぐ近く……212人(52.7%)

大学の最寄り駅の沿線上……190人(47.3%)

ほぼ半数にわかれましたが、「大学のすぐ近く」が多数派に。どうしてそう思うのか、それぞれを選んだ理由を見てみましょう。

<大学のすぐ近くがいい>

■朝が弱くてもOK!

・「寝坊してもダッシュで間に合いそうだから」(女性/20歳以下/大学2年生)

・「学校に通うのが楽だから」(男性/20歳以上/大学2年生)

・「早起きが苦手だから」(女性/27歳/大学4年生)

・「時間いっぱいまで寝ていたいから」(女性/22歳/大学4年生)

バイトやサークル、勉強で忙しい大学生は、夜遅くまで起きていることが多いもの。大学が近ければ、少しでも長く眠れてうれしいですね。

■電車に乗らないメリット

・「交通費がかからないから」(女性/20歳以下/大学2年生)

・「電車などの公共交通機関が嫌いだから」(男性/24歳/短大・専門学校生)

・「学校への行き来が楽、電車が嫌いだから」(男性/24歳/大学院生)

・「最寄り路線の本数が少なく電車通学は難しく、冬場に雪が積もると自転車に乗るのも困難なので徒歩圏内になる」(男性/20歳以下/大学1年生)

・「定期代がかかるようなところだと下宿費と合わせて高くなってしまうから」(女性/21歳/大学3年生)

交通費がかからないのは大きいですね。満員電車に乗らなくていいのもありがたい!

■すぐに帰れる

・「昼休みに家で食事が出来るから」(男性/20歳以下/大学3年生)

・「いつでも家に戻れるから」(男性/21歳/大学3年生)

・「急用などのとき、大学にすぐ行けるほうがいいと思うから」(男性/23歳/大学4年生)

・「大学に近いほうが忘れ物を取りに帰ったり、休憩の間に家に戻って洗濯物を取り込んだりできるから」(女性/24歳/大学院生)

・「終電を気にしないで研究ができるので」(男性/25歳/大学院生)

授業の合間に家に帰れれば、時間を有効に使えます。勉強にも打ち込みやすいですね。

<大学の最寄り駅の沿線上がいい>

■自分の時間がほしい

・「大学から少し離れていた方がたまり場にならなくてよい」(男性/22歳/大学4年生)

・「友達がすぐに来てしまうから」(女性/21歳/大学3年生)

・「あまり大学に近いと友達が家に居着くようになるので」(男性/26歳/大学4年生)

大学の近くに住んでしまうと、遠方から通っている人に狙われがち。たまに遊びに来るのはいいけれど、たまり場になるのは避けたいですね。

■行動範囲が狭くなる

・「大学の近くだと大学以外行かなくなりそうだから」(女性/22歳/大学4年生)

・「近いとだらける」(女性/21歳/大学4年生)

・「定期があった方が何かと便利だから」(女性/23歳/その他)

毎日が大学と家の往復だけで終わってしまうのはもったいないですよね。定期券があれば途中下車したりして、行動範囲を広げることができます。

■住みづらい……

・「大学のすぐ近くは都会すぎて高いから」(女性/20歳以下/大学2年生)

・「大学近くは人通りが多そうな気がするから」(女性/20歳以下/大学1年生)

・「大学の一番そばだと、大抵やすいお店がない」(男性/27歳/大学院生)

・「大学の周辺はすごくうるさそうだから」(男性/23歳/大学4年生)

大学の周りがオフィス街だったり、何もない郊外だったりすると、生活には不向き。つねに誰かに会ってしまうかもしれないし、心が休まらないかもしれません。

大学に近いと朝早くてもOKだけど、たまり場になったり住みにくかったりするデメリットがある。一方、離れていると学校とプライベートの切り替えがしやすい反面、通学がちょっと面倒に。どちらのメリットに重きをおくかによって選ぶのがいいかもしれませんね。

文・OFFICE-SANGA 藤井蒼

調査時期:2016年1月
アンケート:学生の窓口調べ
集計対象数:大学生・大学院生・専門学生402人(インターネットログイン式アンケート)

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