1月と2月のオモチャ売り場は要注意? Xmasプレゼントの罠

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1月と2月のオモチャ売り場は要注意? Xmasプレゼントの罠

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12月のクリスマスも終わり、お正月のお年玉も終わり、両親にとっては「しばらくはお財布の紐をギューっと縛らなくては!」と感じている時期ではないでしょうか?

ところが、もしかしたら“オモチャを買うために”あなたはあなたの意思で財布の紐を緩めてしまうことになるかもしれません。そのカラクリをファイナンシャルプランナーである筆者が解説します。

■昨年の1月と2月の家計簿は?

まず、昨年(2015年)の1月と2月の家計簿を振り返ってみましょう。もし、お子さんの誕生日など特段の理由がないにも関わらずオモチャを買っていれば要注意です。オモチャ屋さんのカモにされている可能性が高いです。

では実際に、どういった親がオモチャ屋さんのカモにされやすいのか確認してみましょう。

■クリスマス前の約束

クリスマス前、あなたとお子さんが楽しくテレビを見ているところを想像してみてください。そこで、とてもユニークなオモチャのCMが流れます。子どもはすぐさま「ねぇ、このオモチャ、クリスマスに買って~」とおねだりしたり、“サンタさんへ”からはじまるアノ手紙を書き始めます。おねだりされたサンタさんは気前良く了承します。

■クリスマスの前日

サンタさんは、クリスマス直前に子どもと約束したクリスマスプレゼントを探し求めて、大きなオモチャ屋さんをハシゴします。けれども、どのお店に行ってもその商品は売り切れ状態です。店員さんに確認すると「お取り寄せは承れますが、商品が実際に届くのはいつになるか分かりません。」と言われてしまいます。インターネットでオークションを確認しても倍額以上になっています。

サンタさんは困り果て、結局、そのプレゼントに見合うだけの別のプレゼントを用意することにしました。

■クリスマス当日

お子さんは、ラッピングを勢いよく開け、「お願いしてたプレゼントじゃない……」と言いながらも、顔はニッコリしています。サンタさんは約束を守れなかったという多少の罪悪感を感じながらもホッと胸をなでおろします。

■クリスマス後

そしてクリスマス後の1月、再び例の商品のCMがバージョンアップして流れ出すのです。一度機を逃した子どもは、クリスマス前よりもそのオモチャに対する思い入れが強くなり、足をジタバタさせながら「これ、欲しいー!」とダダをこねるのです。

もうお分かりですね? サンタさんへの手紙ではなく、直談判してきた場合にはなおさら、“約束を守らなきゃ”とか“子どもの喜ぶ顔が見たい”という気持ちになり、オモチャ屋さんへ足を運んでしまうのです。オモチャに限らず需要が高いものであれば、そうした罠が待ち受けているかもしれません。約束する時は、気をつけてくださいね。

(鍛治田祐子)

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※ Skydive Erick / Shutterstock

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