え、そっちが本体!? イチゴは「つぶつぶ」&リンゴは「芯」の部分が実だってほんと? (2/2ページ)
カキやミカンは食べる部分=実なのに対し、リンゴやナシは芯の部分が「本当の実」で、種を中心としたごくわずかな部分だけ。私たちが「果肉」と呼んでいる部分は、イチゴ同様に「関係ない」部分なのです。これは偽果(ぎか)と呼ばれ、花床がふくらんで大きくなったもので、イチゴとは内外が逆になっているだけの話。ニセモノ部分だけを食べ、本当の実はポイしていたと知ると、リンゴの木もきっと嘆くでしょう。
缶詰でもおいしいパイナップルは全体で「ひとつ」ではなく、小さい実が集まった結果で、「うろこ」のような部分こそが「実」。これは複合果(ふくごうか)と呼ばれ、
・中央の芯 … 花托
・うろこのような表面 … もとは「花」
で、およそ150個の実からひとつのパイナップルになる、いわば高層マンションのような構造。さすが南国! 大きな実! と思われがちですが、じつは正反対だったのです。
彩り鮮やか、食べておいしいフルーツはパーティでも目をひく存在なのに、果肉と思っていたのにじつは土台、食べない部分が本当の実と知ると興ざめですから、果物の「実話」は二次会にとっておきましょう。
■まとめ
・イチゴの実は黒いツブツブ。赤い部分は花托と呼ばれる「土台」
・リンゴやナシの実は「芯」の部分で、食べている部分は「偽果」
・巨大なパイナップルは、じつは小さな実の集合体…
(関口 寿/ガリレオワークス)