【事件から学ぶ】人間の子が「狼」へと変貌する理由 (2/2ページ)

It Mama

泣いて食べていると口にタオルを押し込められ、その上からガムテープを貼られた”等が書かれていました。

育児放棄ではなく、教育熱心な母による虐待というケースで、犯人は自分を殺し、母の意向に従うしかなかったといいます。

こういった幼い頃の異常な体験が事件の大きな要因の一つとなり、犯人を“狼”に変えてしまったと言えるのかもしれません。

■人間はみな早産

スイスの生物学者ポルトマンが“人間は生理的早産”と言いました。“キリンや象など他の動物が生まれた直後から立ち、歩くことが出来るのに対して、人間の子どもは1年経たないと歩かない。だから早産である”という説です。

つまり、産まれてから後にどんな教育を受けるかによって人間はあらゆる可能性があり、一歩間違えれば狼のように育ってしまう危険性もあるということです。

このことからも、幼少期の子どもの体験はその子の将来に大きな影響を与えるということを改めて感じさせられます。

いかがでしたか。

今日ご紹介した事例は、いわば極端なケースと言えますが、わが子が「こうなってほしい」と望むあまりにしている厳しい対応が、将来の人間像に悪い影響を与えてしまうことがあるということを頭の片隅に入れておきましょう。

【参考】

※ J.A.L シング著(1979)『狼に育てられた子 カマラとアマラの養育日記』(福村出版)

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