【プロ野球】今シーズンに”大記録達成”が期待される選手たち (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■新井貴浩(広島)

 その黒田のチームメイトである新井も、節目の記録を間近に控えている。昨シーズンを終えて通算1971安打と2000本安打まであと29と現役選手では最も2000本安打に近い。

 一昨年オフに阪神を自由契約になると、古巣・広島が手を差し伸べて8年ぶりに広島へ復帰。年俸が7000万円から2000万円へと減俸。さらに一度は広島を捨てた背景もあって、ファンからの厳しい視線と逆境からの再スタートだった。

 それでもシーズン序盤には、4番を打つグスマンが戦線離脱すると、代わって4番に定着。ベテランならではの存在感を発揮して、シーズン終了までクリーンアップを打つ活躍を見せた。終わってみれば124試合に出場して規定打席にも到達。年俸も6000万円とアップし、今季から以前着けていた背番号25でプレーする。黒田の日米通算200勝と、新井の2000安打。広島の投打のベテランが、節目の記録に挑戦する。

■福浦和也(ロッテ)

 2000安打と言えば、ロッテファンにとって待ち望んでいる記録がある。今季で23年目のシーズンを迎えるベテラン・福浦和也の記録だ。

 現在、通算安打は1912安打と、2000安打まであと88。かつては2001年に首位打者を獲得するなど、ロッテ不動の3番打者として活躍してきた福浦。ここ数年は代打出場がメインとなっているものの、2014年には代打打率.474と存在感を発揮。

「幕張の安打製造機」がどれだけ2000本安打に近づき、そして達成できるか、ロッテファンにとっては2016年の見どころのひとつだ。

文=武山智史(たけやま・さとし)

スマホマガジン『野球太郎Pocket』と『週刊野球太郎』
新春特集「2016プロ野球が絶対に面白くなる厳選ポイント」では、今季の見どころを毎週配信! 新連載「プロ野球格差対決2016シーズン展望編」「プロ野球背番号の系譜」「アナウンサーは見た!実況中継の裏ネタ集」もスタート!
スマホマガジン『野球太郎Pocket』と『週刊野球太郎』
【関連記事】
「【プロ野球】今シーズンに”大記録達成”が期待される選手たち」のページです。デイリーニュースオンラインは、野球太郎プロ野球スポーツスポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る