【三十路と婚活】こんな男と飲み会してみた~新宿二丁目編~
馬場です。三十路と独身をこじらせています。 去年の今頃にタイムリープして、婚活を舐めるなと自分を説教したいです。 当然そんなことはできませんから、前を向くしかありません。数多の婚活イベントで痛い目を見てきた馬場は、ついによくわからない飲み会に参加することになりました。
◆酒を飲みながら友達を作る会 in 新宿 昨年末、ある友人から「都内のゲストハウスでパーリーやるんで来ませんか?」と誘いを受けた馬場。リア充の姿を目の当たりにする恐怖よりも出会いが欲しい欲望が勝ち、参加させてもらいました。 そこで唯一仲良くなれたのが、素朴で飄々とした雰囲気のK氏。彼はこのような飲み会イベントに、かなり呼ばれるそうです。それ以降K氏から、「こんな飲み会あるけど興味ある?」と毎週届くメルマガのように飲み会のお誘いを受けました。 なかなか予定が合わず参加できませんでしたが、2016年の新生・馬場ちゃんは「お誘いには120%参加します」がモットー。1月になり、K氏の誘いにやっとイエスと答えました。 今回誘われた飲み会は、大木会(仮名)。イベント名にもなっている大木さんが幹事となり、新宿のスナックを貸し切ってワイワイするそうです。自分の名を冠したイベントを開くくらいですから、大木さんは相当自信家なパリピなのでしょう。会うのは若干怖いですが、堅苦しくない異業種交流会的なノリの会だと思えば、肩の力を抜いて友活に励めるはず。気楽な気持ちで参加することにしました。 大木会、当日。会場は、新宿二丁目の某所。 気楽に考えすぎた馬場は、時間を間違えて遅刻。焦って支度したせいで、全身ユニクロという、ふざけた格好で出てしまいました。しかし戻る時間もなかったため、そのままマッハで会場に向かいました。 華やかな新宿の雑居ビルの2階が、今回の会場です。緊張を抑えるために深呼吸して扉を開けると、賑やかな笑い声が聞こえました。そして、 「馬場さん?いらっしゃーい!私が大木です、大木会にようこそ!」 と、地味な顔立ちに黒スーツを着た細身の女性に出迎えられました。想像とは180度違い、とても腰が低そう。なのに自分で大木会って言っちゃってる。少々混乱しましたが、気を取り直して中に入りました。すると・・・ 男、男、男・・・男しかいねぇ!地味な顔して、男好きかよ、大木は! 今回の友活は、男性への苦手意識を治すことが最大の目的。つまり馬場には、男性への免疫がまだないのです。助けを求めて、唯一の知り合いであるK氏の横に座りましたが、他の男性たちとの話に夢中であまり構ってもらえません。全身ユニクロの女には興味はない、とでも言われているような気持ちになり、傷心。しかし馬場は、この完全アウェイな状況を逆手に取ることにしました。 作戦・開き直りです。 空腹にビールをカッと流し込み、とりあえず近くに座っている4~5名の男性たちに話しかけることにしました。早速名前を聞いたのですが、アホな馬場は覚えられません。そこであだ名をつけることにしました。 見るからにサブカル系の男性を「Mr.下北沢」、似合わない野球帽を斜めに被っている男性を「キャップ」、そして数珠のようにパワーストーンを重ね付けした不動産業界の男性を「番長」、という具合に。 怒るかなと思いきや、これが思いのほか好評。どっかんどっかん笑ってくれたのです。皆「馬場さん、いーねー!」と笑顔で返してくれたのです。これを見て、馬場は気付きました。 男の人って、なんて優しいのだろう、と。 番長は「初めてあだ名をつけてもらえたから嬉しい」と、キャップは「今までツッコまれたことなかった」と喜んでくれた模様。そしてMr.下北沢は「なんで俺が下北沢好きなのわかったの!?」とえらく感激していました。 社交辞令かと思うでしょ?大人なんだから当然の対応だと思うでしょ?いやいや、そんなことないんですよ。なぜなら、全員から連絡先を教えてくれといわれたのですから。不愉快に思ったら連絡先なんて聞かないはず。だから、本当に楽しんでくれたのだと思います。 今まで婚活パーティや合コンでは、こんなに一気に連絡先を聞かれたことはありませんでした。外見的に馬場には変化がないのに、なぜまるっきり状況が変わったのでしょう。馬場が自覚している変化は、たった一つ。 それは気持ち。 今までは婚活、結婚ばかりを考えていたせいで、男性を評価することしか頭にありませんでした。そのせいか一緒に楽しもうという気持ちがなくて、男性をバカにしたり心に壁を作ったりしてしまったのだと思います。でも、その気持ちを取っ払ったらすごく自然に振る舞えたし、馬場自身も心から笑うことができました。 充実感に包まれながら帰路につくと、早速「Mr.下北沢」から「今度、一緒に下北沢行きませんか?」とデートのお誘いが。 全身ユニクロを着ていてもモテる法則を、馬場は見つけられたような気がしました。
(ライター/編集部・馬場)