あこがれの海外暮らしを始めるときに必要だった4つの心構え【バリ在住】

ANGIE

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多くの人が憧れる外国での生活。フリーランスやノマドワーキングが注目されるようになり、外国への移住も珍しくなくなりつつあります。

私はたまたま夫が外国人だったので、現在は夫の故郷であるインドネシアのバリ島で暮らしています。以前から外国への憧れは強い方だったので、正直ラッキーという気持ちがあったのは否定できません。ただ実際に暮らしてみると……まあ、思い通りにはいきませんよね。

今回は私が経験から得た「外国暮らしで覚えておきたい心得4つ」をご紹介したいと思います。


「ある日、突然しゃべれるように!」はあり得ない
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外国に住んで外国人の中に身をおけば、自動的に語学が上達すると思っていませんか? 私もそうでした。

よく「ある日、突然言葉が理解できるようになった」なんてエピソードも聞きます。でもこれは勉強をしっかりと積み重ねたからこそ起こり得ること。ろくに努力もせず近所の子どもと遊んでいても、語学が飛躍的に上達することなどあり得ません

私は移住から5年以上経ちますが、語学力は未だ生活に困るレベル。5年未満の移住者さんにもどんどん追い越され、口癖は「それなんて意味?」です。今年は、インドネシア語検定E級(一番下のレベル)合格を目指します!


「日本人」のプライドは捨てるべし
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世界をリードする先進国である日本。アジア随一の経済発展をとげた一方で、古くからの伝統や繊細な食文化を重んじ、独特な美意識を持つ日本に対して憧れを抱く外国人がいることは事実です。

でもそれは、全ての外国人に当てはまるわけではありません。むしろ、日本がどこにあるのかさえ知らない人の方が多いのです。

バリ島移住当時は経済的に優位である日本から来たことに、どこかで優越感を抱いていた私。そんな姿は、さぞバリの人たちの目には滑稽に映っていたことでしょう。確かに日本には世界に誇れる文化がたくさんありますが、驕ったり鼻にかけた瞬間にそれらは価値を失います。


長く暮らしても、どうしても慣れないことは、ある。
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外国暮らしでは、環境や食事、言葉や文化の違いなどが大きなストレスになります。以前は住んでいるうちに慣れると思っていましたが、慣れないこともあることに気づきました。

生活様式や衛生環境、虫や動物に対する接し方などは慣れようと思って慣れられる類ではありません。また現地の人との価値観の違いに悩まされることも。

人の価値観は文化や宗教の影響を受けやすいので、自分と違うときに受け入れることは難しいでしょう。価値観の違う人とは、たとえ日本人同士でも時間を共有するのは辛いもの。そんなときに慣れようと無理をしたり、慣れない自分を責めたり、価値観の違う外国の人たちを批判したりしても解決にはなりません

一番よいのは、環境を変えること。職場や住むところを変えるもよし、人間関係を整理するのもよし、日本へ戻るのもよいでしょう。


苦しまない!イヤになったら日本に帰る!
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外国が近くなったとはいえ、長期間外国へ行くとなるとそれなりの覚悟が必要なことは事実です。でもその覚悟に縛られて、今さら戻れないと自分を追いこんでしまってはいけません。「目的を達成するまでは日本には帰れない」なんて苦しむ必要はないんです。そもそもそんな生活、ちっとも楽しくないじゃないですか。

嫌になったら日本に戻ればいい。それくらい、気軽に構えておきましょう。苦しむために、わざわざ外国に行くんじゃないのですから。
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