実はこんなに充実!JAL・ANAの妊婦さん向け快適フライトサービス
妊娠中の飛行機搭乗については多くの妊婦さんが不安を抱えていたり、また乗る・乗らないについても賛否が分かれるところです。
しかしながら、一方で出産のための里帰りや昨今人気のマタ旅(比較的安定期と言われる時期にいく旅行)など、妊娠中でも飛行機を利用するという人が増えているのも現実です。
筆者も、シンガポールへの引っ越しや日本への里帰りなど、妊娠中にも数回飛行機を利用したことがあります。
そこで今回は、“妊娠中の飛行機搭乗時に気をつけたいこと、大手各社の充実サービス”をまとめてご紹介したいと思います。
■各社の搭乗制限は?
そもそも妊婦さんは誰でも飛行機に乗ることができるのでしょうか? 実は、各航空界社によって搭乗規定が定められており、例えば国内大手の航空会社の場合は、下記の通り妊娠後期に搭乗制限を設けています。
・出産予定日から28日以内~8日前まで・・・医師の診断書の提出が必要
・出産予定日から7日以内(国際線の場合は14日)・・・診断書の提出と医師の同伴が必要
国内線と国際線では異なる規定があり、また外資系の航空会社については、妊娠35週以降は搭乗出来ない場合もありますので、事前に各自で各航空会社に確認することが必要になります。
また、こちらに関しては、“搭乗しても妊婦自身の体に対して問題はない”と約束したものではないので、ご自身の体調等含め、医師に相談の上決めてくださいね。
■妊娠中に搭乗した際の赤ちゃんへの影響は?
では、飛行機に乗る場合に胎児に影響はあるのでしょうか? 実は、母体に切迫流産などの危険性がない限り、飛行機に乗ることによる胎児への影響はほとんどないと言われているそうです。
とはいっても、気になるのは搭乗前の身体検査や高度での航空による“被爆”ではないでしょうか? これらに関しても胎児に影響を及ぼす量ではないと言われていますが、気になる人は、『JISCARD』(放射線医学総合研究所)で航路の被爆量を事前に確認することができます。
また身体検査は妊娠中である旨を伝えると、別途金属探知機での検査に切り替えてくれる場合があります。
■その他搭乗時に注意したいこと
妊娠中はいつも以上に体調の変化には気を使い、フライト中母体に負担がかからないように過ごしましょう。
(1)エコノミー症候群
特に妊娠中はお腹も大きくなり、血栓ができやすくなっています。こまめに手足を動かすなど、同じ姿勢を取り続けないようにしましょう。
(2)感染予防
フライト中は機内が密室状態となり、それが数時間~十数時間続きます。また、機内はとても乾燥しているため、ウイルスに感染しやすい空間です。
機内ではマスク着用を心がけ、ウイルス感染から身を守りましょう。
(3)母子手帳と保険証は必ず手荷物で携帯
フライト中、気圧の変化で突然体調を崩してしまったり、急に出産が早まってしまうといった可能性は否定できません。
万が一の場合に備えて母子手帳と保険証は必ず手荷物で携帯するようにしましょう。
妊娠中は通常の身体とは違うということを認識し、飛行機搭乗については自己判断をせず、必ずかかりつけの産科医に判断をあおぐようにしましょう。
■国内航空会社のオススメサービス
フライト後も無理をせず、余裕をもったスケジュールを組むようにし、またフライト前は各航空会社が展開している妊婦さん向けの様々なサービスを活用してみましょう。
例えば、国内大手の航空会社だと以下のようなサービスがあります。
●ANA 『ファミリーらくのりサービス』
・搭乗口事前改札サポート
・事前座席指定
・マタニティーマーク入りのタグの配布
・搭乗口までの電動カートサービス ※一部の空港のみ
●JAL 『ママおでかけサポート』
・優先搭乗サービス
・事前座席指定
・『ママ&ベビーおでかけサポートガイド』の配布
・マタニティーマーク入りのタグの配布
飛行機は一旦飛び立つと、電車のように途中下車は無理ですので、緊急の対応が遅れる場合も考えられます。
搭乗時には慎重に自分の体とお腹の中の赤ちゃんの状態を考慮して、出来る限り快適なフライトができるよう心がけましょうね!
【参考】
※ JISCARD
※ ANAファミリーらくのりサービス [国際線] – ANA
※ ママお出かけサポート – JAL AIRLINES
【画像】
※ Piotr Marcinski / shutterstock
【著者略歴】
※ Kamiri・・・ママライター。人材コンサルタント、外資系人事のキャリアを経て現在は専業主婦としてシンガポール在住。異文化にもまれながら、1児の母として家事に育児に奮闘中。