3人に1人が「胎内記憶」を持つって本当?第一人者に聞いてみた (3/3ページ)
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出産
「産後クライシス」という、この国で子育てをする以上、見過ごせない現象があります。池川先生によると、「子どもとうまくいっていないお母さん、あるいはお父さんは、必ずといっていいほど、パートナーシップもうまくいっていないことが多い」そうです。
けれど、子育て期間は夫婦の関係を見なおすチャンスなのだそうです。
「好き」がもとで一緒になったのですから、特に考える必要のなかったパートナーシップですが、産前および産後はふたりの関係を見なおし、よりよいものに変えていくチャンスの時期ということですね。
「男性は誰でも、奥さんに幸せになってもらいたいと思っているんですよ。女性は気づいていないかもしれませんがね」
あれ? それって、子どものいう「お母さんを幸せにするために生まれてきた」っていうのと似ていますね。ということは、男性は子どもと同じっていうことかもしれませんね。
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ただし、この記事を読んで、「胎内記憶を知らないと子育てはうまくいかない」とはとらえないでください。
筆者の上の子どもは胎内記憶のことを聞くと、どちらかというと迷惑そうに「知らない」といいます。下の子はまだ言葉が出はじめたばかりで、胎内記憶についてはしゃべりだす気配もありません。
それを「まぁ、いいか」と思っています。「おもしろいな~、そんなことあるのかな~」くらいに思っていれば、そのうちしゃべりだすかもしれませんしね。
胎内記憶でも、分娩スタイルでも、大事なことは「こだわらない」ことだと池川生生はおっしゃっていました。「こだわると、こじれるんです」とのこと。
淡々と名言を連発する池川先生でした。
(文/石渡紀美)
【取材協力】
※池川明・・・1954年、東京生まれ。帝京大学医学部大学院修了。医学博士。上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で「胎内記憶」について発表し、話題になるなど、胎内記憶研究の第一人者として知られる。また、出産を通して、豊かな人生を送ることができるよう講演などで全国を廻っている。
【参考】