【高校野球】最長は25年ぶり!センバツ出場校の「お久しぶり度」 (2/2ページ)
■最長記録は”25年”ぶり
それでは早速、この表に挙げられた32校のなかから、注目の学校を紹介しよう。今大会の「ぶり順NO.1」は、1991年以来「25年ぶり」の出場となった東海大甲府(山梨)だ。東海大甲府といえば、村中恭平(ヤクルト)や高橋周平(中日)などプロ野球選手を多数輩出し、夏の甲子園にも2014、2015年と2年連続出場中のいわゆる「甲子園常連校」。意外な「ぶり順NO.1」となったが、逆にいえば、それだけセンバツに期する思いは強いはずだ。
通常、「ぶり順」で上位にくる学校は「久しぶりの甲子園で普段の力は出せるのか!?」といったことが議題になるが、東海大甲府に関してはそんな心配は無用のはず。春夏とも甲子園での最高成績はベスト4。普段どおりの力を発揮して悲願の決勝進出、そして優勝を目指したい。
■20年ぶりで”古豪”復活
2位タイは21世紀枠の釜石(岩手)と、昨秋の明治神宮大会優勝校の高松商(香川)で「20年ぶり」。
高松商は20年ぶりにもかかわらず、今大会3番目に多い「26度目の出場」となる。初代センバツ王者でもあり、「古豪復活」という4文字がこれほど似合うチームはないだろう。
一方の釜石は前回(1996年)出場時の校名は「釜石南」だっただけに、現校名では初めての出場となる。ちなみに、高松商も釜石も20年前は1回戦負け。まずは20年前の先輩が叶わなかった「春のかちどき」をあげたい。
■「13年ぶり」を果たした”名将”
4位は海星(長崎)の「15年ぶり」、5位の秀岳館(熊本)が「13年ぶり」、6位タイで福井工大福井(福井)と日南学園(宮崎)の「12年ぶり」が続く。九州勢の野球強豪校の名前が並ぶことから、いかに九州で勝ち抜くことが難しいか、を示しているともいえる。
ここで特に注目したいのが秀岳館だ。チームを率いるのは、2014年に監督に就任したばかりの鍛治舎巧。かつて社会人野球の名門・松下電器(現パナソニック)で監督を務め、日本代表コーチも歴任したアマチュア球界きっての名将が高校野球に挑戦、ということで就任時から話題を集めた鍛治舎監督。その期待どおり、わずか2年で結果を出し、名将・鍛治舎ここにあり、を示した形だ。だが、本人にしてみれば「3年で日本一」が就任当初からの目標。まだまだ道半ば、と満足はしていない。
そして秀岳館といえば、去就が注目されている松中信彦(元ソフトバンク)の母校(松中が在籍時の校名は八代第一)。後輩たちの吉報を受け、自身の野球人生にどんな決断を下すのだろうか?
■「11年ぶり」で28度目は史上3位タイ
8位タイの「11年ぶり」には青森山田(青森)、市和歌山(和歌山)、東邦(愛知)の3校が並んだ。
東邦は今回で28度目の出場。これはセンバツ史上3位タイの記録だ。「ぶり順」とは離れるが、4年連続出場の龍谷大平安(京都)は史上最多の40度目の出場。前述した高松商など、古くからの甲子園ウォッチャーにとっては顔なじみが揃う大会となったのではないだろうか。
今回は「ぶり順」という切り口で、その数字の多い学校を紹介した。もちろん、ほかにも注目すべき視点は多い。今後も「週刊野球太郎」、および姉妹サイトの「高校野球&ドラフト候補選手名鑑」で注目校、注目選手を随時紹介していく予定だ。そちらもあわせてお楽しみいただきたい。
文=オグマナオト(おぐま・なおと)
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