天才テリー伊藤対談「厚切りジェイソン」(2)記憶力はスマホで解決できちゃう? (1/2ページ)
テリー そもそもジェイソンが最初に日本に来たのは、音声認識ソフトの研究のためなんだってね。
ジェイソン そうです。10年前、19歳の時に。
テリー 月並みだけど、初めて日本に来た時の印象はどうだったの? 例えば、日本の文化とかさ。
ジェイソン 町並み、食べ物、人、見るもの全部すばらしかったですね。僕はいちばん近いスーパーまで車で40分ぐらいかかる、ミシガン州の田舎で育ったんですけど、そことは何もかも全然違ったから、最初は便利すぎて「わぁ、魔法みたいにすごい国だ!」と思いましたね。
テリー ミシガン州みたいな緑が多いところに比べたら、日本はゴチャゴチャしてるんじゃないの? あと、家も狭いでしょう。
ジェイソン 狭いのはそんなに悪いことではないです。持ち物が少なくて済むからいいと思いますよ。アメリカは家が広すぎて、ムダなものが多いから。
テリー なるほど、そういう考え方もあるか。
ジェイソン あとは、やっぱり安心さがあります。
テリー ああ、アメリカは物騒なところもあるからね。銃砲所持もあるし。
ジェイソン 実は、アメリカ人はそんなに銃を持ってないですよ。危険な地域は所持率が上がるのかもしれないけど、僕の家にはなかったし、友達も持ってる家はほとんどありませんでした。
テリー あっちでは銃って、何歳から買えるの。
ジェイソン 18歳からかな。でも、免許が必要だし、買いたくなっても申請してから3日間は待たないといけないんですね。「殺してやる!」と思って買っても、頭を冷やすクーリングオフ期間がある(笑)。
テリー だけど時々、自分の家の庭に入ってきたからって撃っちゃう人もいるじゃない。