昔の精神病治療に使われていた椅子がわりとマジで怖い
歴史上、昔の精神病の治療はひどいものが多かった。医療や心理学の授業を受けた人なら幾つか見たことはあるだろう。非常に雑なものばかりだ。例えば頭蓋骨に穴をあけるトレパネーションなんかその最たる例だが、他にも割とマジで怖いものが存在する。 この画像は1810年に描かれた「落ち着かせイス」だ。 記事提供=カラパイア
この椅子を考案したDr.ベンジャミン・ラッシュ(1745-1813)は狂気は脳の血管の膨張による病気と考え、血流と患者の動きを抑えることを思いついたようだ。目隠しまで付いている。こんなことをされた患者への負担の方が大きいんじゃないだろうか。

出典: karapaia
だがそれでも、ベンジャミン・ラッシュはアメリカの精神医療の父と呼ばれるほどの人物である。

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ラッシュはアメリカの精神医療の発展の主導者だった。精神病棟を作ったり、依存症やアルコール中毒へのセラピーなども行っていた。
ラッシュは依存症という概念を発明したとも言われている。ラッシュの頃まで、酔っ払うことは罪深いことであり、個人の選択の問題とされていた。彼はアルコール依存症が自制心を失わせるという概念を紹介し、それはアルコールの特性であり、依存症の概念を発展させ断酒が依存症に対する唯一の治療法であるとした。

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しかし、ラッシュはやっぱりマッドサイエンティストだった。。。

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なんとラッシュは水銀を飲むことと瀉血が精神医療の役に立つとも信じていた。
1803年、トーマス・ジェファーソンがフィラデルフィアにメリウェザー・ルイスを派遣して、ラッシュの監督でルイス・クラーク探検隊の準備をするよう指示した。ラッシュはルイスに辺境の病気と瀉血の効き目を教えた。ラッシュは遠征隊のために医療キットを与えたが、その中には次のものが含まれていた。
・トルコのアヘン、緊張感の開放用途
・吐剤
・薬用ワイン
・塩化水銀を基剤とした下剤
遠征隊の食事は肉が多くまたきれいな水が不足していたので、隊員はこの薬をしばしば用いた。その効能については疑問であるが、高い水銀含有量のゆえに、考古学者が太平洋に至る遠征隊の実際の道筋を辿るときに優れた道標となった。

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今の医療からしたら考えられない劇物が治療薬として使用されていたわけだが、それでもラッシュの精神医学に対して残した功績は大きいので、細かいことには目をつぶる形となったのだろう。
via:viralnova・translated perfumoon/ edited by parumo
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