清原容疑者の逮捕現場は家賃60万円… 警察突入時には注射器が手に
プロ野球西武、巨人などで活躍し、「番長」の異名を取った清原和博容疑者(48)の覚醒剤による逮捕の衝撃が収まらない。球界のスターの転落劇のインパクトもさることながら、お茶の間では事件にまつわる情報量の多さに驚きの声が上がっている。
「今回の事件では、TBSが逮捕直前の映像を流したほか、清原容疑者に対して、各テレビ局が警察ばりの行動確認を仕掛けている。街を歩く姿やクラブで談笑する様子を隠し撮りした映像まで流しているでしょう。同様の薬物事件では珍しいケースだ」(マスコミ関係者)
関係者によると、清原容疑者の逮捕にこぎつけた警視庁組織対策5課は2014年3月の週刊文春で同容疑者の薬物使用疑惑が報じられてから、約2年にわたって内偵捜査を進めていたとされる。長期間にわたる捜査の動きをマスコミは察知し、水面下で「Xデー」に向けた準備を進めてきたことが今回の「情報の洪水」に現れているようだ。
■究極のプライベート情報が流出
そんななか、特に視聴者の注目を集めたのが、清原容疑者の「究極のプライベート」が流出したことだ。
「一連の報道の中で、清原容疑者が住んでいた部屋の細かい間取りまでが流れたのです」(ワイドショー関係者)
清原容疑者が住んでいたのは東京都港区東麻布の14階建てマンションの一室。54平方メートルのワンルームで、ベッドルームとリビングがスライドドアで仕切られる造りになっている。
「家賃は平均月50万円程度で、清原容疑者は一番グレードの高い月60万円超の部屋に住んでいたようです」(同)
一般庶民の感覚からすると、高級マンションに違いないが、現役時代に億単位の年棒を稼ぎ出した元スター選手の住まいとしては粗末な印象は拭えない。
■注射器に吸引用パイプ…重度の依存症か?
先のワイドショー関係者が語る。
「しかも、このマンションは家具が備え付けのウイークリーマンションで、出張者や仮住まいとして利用する一人暮らしがほとんどのようです。週刊誌報道以降、収入が激減していたという清原容疑者の窮状がしのばれます」
警視庁などによると、清原容疑者の自宅のテーブルからは携帯電話が4台と注射器1本、覚醒剤が入った袋が押収された。床には注射器や覚醒剤吸引用のパイプも散乱しており、捜査官が踏み込んだ時には清原容疑者の手に注射器が握られていたという。
「部屋は完全に『シャブ小屋』と化していたようだ。家族と離れてクスリの快楽にひたすら溺れていたのだろう。重度の依存に陥っていた可能性が高い」(捜査関係者)
明らかになった清原容疑者の暮らしぶりは、落ちたスターの再起の道の険しさを物語っているようだ。
- 浅間三蔵
- 1978年、神奈川県生まれ。大学卒業後、大手新聞社に入社。社会部記者として警視庁や司法関連を担当する。震災を契機に独立し、現在はフリージャーナリストとして週刊誌などで活躍中