【冴え女シリーズ(11)】[マスターの不器用な優しさに]第2話(後半)「俺のせいにするな」 (1/3ページ)

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【冴え女シリーズ(11)】[- マスターの不器用な優しさに -]

■作品概要
信じていた親友にずっと好きだった人を取られ、傷心中の蘭。もう恋なんてしないとやさぐれる彼女の心を癒してくれるのは、行きつけの喫茶店のツナサンドとマスターの優士の淹れてくれるコーヒーだった。毒のある優士の言葉に最初はむっとしていた蘭だったが、段々彼の優しさに気づきだして・・・?


●第2話(後半)「俺のせいにするな」


蘭 「いや、マスターの事だから濡れて帰るしかないなくらい言うかと・・・。さっきもさんざん迷惑だって言ってたじゃない」

優士「君は俺をなんだと思ってるんだ。大雨の中、傘ももたない女性を店外に放り出すほど非情じゃない。それに、迷惑だとは一言も言っていない。面倒だとは思っているがな」

蘭 「いつも意地悪言うから勘違いしてた。ごめんなさい」

優士「俺は意地悪で色々言っているわけじゃない。ただ君の話を聞くと、苦言を呈したくなる。君はいつも、問題ごとを抱えて現れるからな」

蘭 「好きで抱えてきてるわけじゃないの! ねぇマスター・・・やっぱり話聞いてくれない?」

優士「俺が殊勝な事をすると雨が降るんだろ?雨が降り続けていつまで経っても帰れなくなるかもしれないぞ」

蘭 「さっきのは謝るから」

優士「・・・どうせ俺がいいと言わなくても勝手にベラベラ話すつもりなんだろ?」

蘭 「そ、そんな事はさすがにしないよ。マスターがどうしても嫌だって言うなら、大人しくコーヒーとツナサンドを堪能して帰ります。

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