何科の医者が一番儲かるの?最も「給料が高い」専門医トップ19

Suzie(スージー)

何科の医者が一番儲かるの?最も「給料が高い」専門医トップ19

「お医者さんはお金持ち」というイメージが根強いですが、実際はどうなのでしょうか?

日本経済新聞の調査によると、日本では医師の平均年収は1,477万円となっています。しかしこれはあくまで平均なので、これより多い医師も少ない医師もいるはず。それでは、高給なのは何科の医師なのでしょう?

今回、『InsiderMonkey』がアメリカの高収入の専門医トップ19を選び出しました。

医者として患者の命を救おうとする気持ちは大事ですが、現実は想像を絶するハードワーク。高収入を望むのは当然ともいえますが、実はかなり収入には違いがあるんです。

■19位:病理学者(年収約3,400万円)284,805ドル

実験室での仕事が主で、患者との交流はほとんどありません。細胞レベルで、病気の原因を探し出す仕事です。専門性が高いので収入もよくなります。

■18位:核医学専門医(年収約3,500万円)296,381ドル

病気の診療のために利用する放射線のスペシャリストです。癌や甲状腺の病気を治療するための放射性物質を管理する重大な職務でもあります。この分野の医師は不足しているため高収入が得られます。

■17位:呼吸器科医(年収約3,780万円)314,774ドル

呼吸器科では、肺の病気をはじめ、ぜんそく、慢性閉塞性肺疾患などを診療します。アメリカの呼吸器科医はかなりの高収入といわれています。

■16位:眼科医(年収約3,800万円)317,572ドル

老眼や近眼など身近なトラブル以外に、網膜芽細胞腫のような眼の癌まで、幅広い眼の病気を診療していて、最近ではレーシック手術ができる医師なら、かなりの高収入が期待できます。

■15位:癌専門医(年収約3,860万円)321,851ドル

癌治療の専門医。外科治療、薬物療法、放射線療法を熟知し、癌の名医と評判になると、全国各地から患者が殺到するので、収入は相当なものになります。

■14位:救急医(年収約3,885万円)323,806ドル

救急医は、救急車で運び込まれた人を診療します。技術面では小手術ができ、災害時に多くの患者が運ばれれば、迅速な決断を迫られる重要な職務。日本では平均的な収入といわれる救急医ですが、アメリカでは高給取りです。

■13位:一般外科医(年収約4,000万円)338,978ドル

外科には整形外科や脳外科などいろいろありますが、どの外科医を目指すにしても、まず一般外科医の研修を受けます。手先が器用でなければ、患部を除去する手術はできませんし神経も使うので、その分報酬もよくなります。

■12位:血液内科医(年収約4,100万円)346,830ドル

鎌状赤血球病、血友病、白血病といった血液の病気を診療します。難病の治療にあたることと専門医が少ないことから、報酬も良くなります。

■11位:耳鼻咽喉科医(年収約4,200万円)351,895ドル

耳、鼻、のどに関する病気を診療します。患者の年齢層が幅広いことと、日常的にかかりやすい病気を診るため、開業医で成功すれば相当な収入を得られます。

■10位:麻酔科医(年収約4,300万円)357,558ドル

手術で苦痛を感じないようにする麻酔。手術には必ず麻酔科医が必要なので、重要な存在です。日本でも最近は美容整形手術の需要が増えているため、フリーランスで働いて高収入という麻酔科医もいるようです。

■9位:放射線科医(年収約4,500万円)377,651ドル

X線やCTスキャンの画像解析をするのが専門です。かなりの専門分野なので、報酬も期待できます。

■8位:泌尿器科医(年収約4,500万円)379,010ドル

腎臓結石や前立腺肥大、膀胱の病気を診療します。専門性の高い分野で、高齢者の患者も多いため、日本では特に需要の高い分野です。

■7位:皮膚科医(年収約4,550万円)379,299ドル

近年、若返り美容など美容面で皮膚科を訪れる人が多くなりました。もちろん、ニキビや皮膚炎の治療が主ですが、美容皮膚科の治療もすると、収入はかなり期待できるようです。

■6位:形成外科医(年収約4,570万円)380,855ドル

体の形を再建することが専門で、美容整形外科も含まれます。日本でも、保険診療でない自由診療の美容整形を行う形成外科医はかなりの高収入だといいます。

■5位:胃腸科医(年収約4,800万円)401,487ドル

食道から大腸までの胃腸の病気を専門にしています。アメリカではかなりの高収入と言われていますが、日本では医師としては平均的な収入のようです。

■4位:循環器内科医(年収約4,880万円)407,212ドル

先天性心疾患、心不全といった心臓病や、高血圧などの血管の病気が専門です。日本でも高齢化や生活習慣病の増加によって、ニーズが高くなっています。

■3位:胸部血管外科医(年収約5,400万円)450,040ドル

胸部外科は胸の大血管を、血管外科では体の動脈や静脈を診ます。経験やスキルに応じて、高収入が期待できます。

■2位:整形外科医(年収約5,800万円)484,556ドル

整形外科では、骨、軟骨、筋、靭帯、神経などの疾病・外傷を対象に診療しています。高齢者のリハビリテーションの増加などで、収入は伸びています。

■1位:脳神経外科(年収約6,900万円)574,820ドル

おもに、脳と脊髄を診療します。脳神経外科の手術は、患者の生死を分ける重大な手術なので失敗が許されず、非常に神経を使います。そのため、ずば抜けて報酬が高いのは当然のことです。

やはり、非常に難しい技術を必要とする専門医が上位に来ています。また美容に関わる診療科は高給な傾向にあるのも興味深いですね。

(文/スケルトンワークス)

【参考】

19HighestPayingJobsforDoctors-InsiderMonkey

日本経済新聞-医師の平均年収は1477万円、うち12%はアルバイト収入

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