夜泣きする赤ちゃんは「母親思い」ってホント?泣きに向き合うコツ3つ
ママを苦しめる“夜泣き”。泣くたびに起こされ、寝たと思ったらまた泣いて、ママは睡眠を妨害されて疲労困憊です。でも、日中ベビーカーに乗せると爆睡状態なんてことありませんか? 先日放送され反響が多かったNHKスペシャル『ママ達が非常事態、最新科学で迫るニッポンの子育て』で紹介された内容を元に、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が夜泣きについてお話します。
■夜泣きは「育て方」が原因ではない!?
NHKスペシャル『ママ達が非常事態、最新科学で迫るニッポンの子育て』で夜泣きには科学的根拠があると放送され、ママ達の間でも話題になっています。
番組によると、胎児は夜昼関係なく起きたり眠ったりします。睡眠中のリズムも変わらず浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。しかも、夜の方が浅い眠りが多く、昼間は深い眠りが多いのです。
夜はウツラウツラして昼間は熟睡するといったイメージですね。その理由は母親が酸素を多く必要とする活動量が多い日中、胎児は深く眠り酸素をあまり使わないようにしているからだそうです。反対に、母親が夜寝ている間に「今のうちに」といった感じで酸素を多く必要とする浅い眠りが多くなっています。胎児ながらにママに気を遣っているのですね。
ところが、生まれてからも胎児の頃からある“母親思いの習慣”が続いてしまい、“夜間の浅い眠り=夜泣き”につながっています。だから夜、直ぐ起きてしまうのですね。
大人も浅い眠りのとき、ちょっとした物音で起きてしまいますがこれと同じです。ですから、ママの育て方が悪くて夜泣きが酷くなる訳ではないのです。
■夜泣きの防止法はある?
オムツが濡れている、お腹が空いている、暑い、寒いなど原因があって泣いている場合は厳密には夜泣きとはいいません。原因を除いてやれば泣き止み寝てくれるからです。夜泣きとはどうやっても寝ない状態です。
これは赤ちゃんの胎児から持っている睡眠リズムからきているものですので防止方法は残念ながらないのです。1歳半を過ぎればなくなりますので、永遠に続くものではないと思ってやり過ごしましょう。
■夜泣きを減らすコツ3つ
夜寝て日中起きている生活をさせていればいいのですが、それでもまだ赤ちゃんなので昼間も寝ます。でも、次のような工夫をして出来るだけ昼間の活動量を多くすることで夜泣きを減らすことも出来ます。
(1)朝は日光を当てて昼夜の区別を感じさせる
朝日を浴びることで脳に「起きなくてはならない」というスイッチが入ります。部屋の電気を付けるだけでなくカーテンは開けて、雨でなければ散歩に連れていくなどして赤ちゃんに昼間だということを感じさせましょう
(2)夜ぐずったからといって朝遅くまで寝かせない
大人も休日前だからと土曜日夜更かしして、日曜日朝11時まで寝ていたら調子が狂ってしまいますよね。その晩の寝つきが悪くなってしまいます。そして月曜日の朝起きるのが辛くなります。赤ちゃんに対しても夜中ぐずっていたから昼間ぐっすり寝かせてしまうとまた夜、寝なくなります。悪循環に陥らないように朝は決まった時刻に起こしましょう。
(3)寝る前に刺激を与えない
鬼が出てくる怖い絵本や喜んで目を覚ましてしまう大好きな音楽や音のなるおもちゃは寝る前は避けましょう。音楽よりもママの子守唄や心が安らぐ絵本を読んであげましょう。刺激が多いと寝付きが悪くなったり、赤ちゃんでも怖い夢を見てしまいますよ。
いかがでしたか。
夜泣きしない子もいます。でも「うちの子は夜泣きをしないから変だ」なんて思う必要はありません。大人だって短時間熟睡型、長く寝る人など個人差があります。赤ちゃんだって同じですよ。
夜泣きとは睡眠リズムからくるものであり、母親思いの赤ちゃんが夜ママが寝ている時に活動している胎児の時期からの名残なのです。自分の育て方が悪いと自己嫌悪に陥らないようにしましょうね。
【参考】
※ NHKスペシャル『ママ達が非常事態、最新科学で迫るニッポンの子育て』 – NHK ONLINE
【画像】
※ Igor Sokolov (breeze) / Shutterstock