増え続ける「子どもの便秘」原因って?排せつのタイミングを知るコツ
日本人の多くの方が悩まされている、あのツラ~い“便秘”……。しかし、実は悩んでいるのは“大人だけ”ではないのです。今“便秘の子ども”が多いことをご存じでしたか?
幼いうちから便秘を繰り返すことによって、腸の神経が鈍くなり「ウンチを出したい」という脳への指令がうまく伝達できずになかなか便秘から抜け出せなくなってしまうのです。
そこで今日は、おむつなし育児アドバイザーの筆者が、便秘しないための“おむつとの上手な付き合い方”をお伝えします。
■増え続ける「子どもの便秘」と原因
子どもの便秘は、ここ最近非常に増え続けていて、小児慢性機能性便秘診療ガイドライン作成委員会によると、10人に1人くらいか、それ以上の子どもが便秘に苦しんでいるんだとか……。
便秘は、赤ちゃんにもとても多く、筆者も周りのママから「もう1週間出てないの」などと、驚くべき事実をよく聞いています。
便秘の原因としては、“離乳食の開始時期”や“無理なトイレトレーニング”、“運動不足”などが挙げられます。
■「おむつとの付き合い方」で子どもの便秘を防ごう
便秘の原因はそれだけではありません。排せつの心理として、小さな赤ちゃんでも「気持ちよく排せつをしたい」という願望をもっています。ですが、赤ちゃんはオムツの中で排せつをせざるを得ず、いつも“ベチャベチャで気持ち悪い”から、いつの間にか排せつ、特にウンチを我慢してしまう子がいるんです。
新生児は、おしっこやウンチを溜めておくことができないため、1日中出続けているイメージがありますが、実はそうではありません。試しに、赤ちゃんのオムツを一度外して観察してみてください。足をバタバタさせたり、「ウーン」と声を出したり、けわしい表情をしたりと、赤ちゃんは排せつ時に“サイン”を出してくれています。
そのような“サイン”に気付いたら、赤ちゃん用のオマルを用意するか、トイレで赤ちゃんを抱えて排せつさせる(乳幼児向けの便器を設置するのがおすすめ)。またはおむつを開き、その上に排せつさせたりするのが良いでしょう。
どこにさせるかという決まりは、特にありません。ここで大事なのは、おむつなし育児とは“おむつを全くしない”わけではなく、“おむつに頼り過ぎることなく、極力おむつの外で排せつをさせてあげる”育児法だということです。
赤ちゃんは、外で気持ち良く排せつができた時は、本当に気持ちよさそうな表情をしてくれますので、ママも嬉しい気持ちになります。
■排せつしたい時の「サイン」を観察して
幼いころから、排せつをできるだけ外でさせてあげていると、「ママは僕がウンチしたい時には気付いてくれて、外でさせてくれる」という意識が自然と身に付き、ウンチを我慢して便秘になることもありませんし、親子の関係性もより深まります。
1歳でも2歳でも遅くはありません。まずは排せつしたい時にどんなサインを出しているのか?という観察から、始めてみてください。“授乳後”や““抱っこ紐からおろした後”など、赤ちゃんの“規則的な排せつリズム”を見つけられるかもしれません。
赤ちゃんに、できるだけ“外で気持ち良く排せつ”させることで、おむつの中は快適に保たれるため、「ベチャベチャで気持ち悪いから」とウンチを我慢する必要がなくなり、きっと便秘が解消されていくでしょう。
いかがでしたか?
おむつなし育児と聞くと、おむつをしないから、“部屋の中がおしっこやウンチで汚れてしまうのではないか”、などと思われるかもしれませんが、おむつは付けていてOKなんです!
とにかく“気持ち良い排せつ”をさせてあげることで、「おむつにウンチしたら気持ち悪いから我慢しよう」という“習慣”をつけさせないよう心がけましょう。
便秘が続くと、お腹が張ったりして子どもは不機嫌になり、泣き続けてしまうなど、ママの負担も大きくなります。この機会に“おむつに頼りきらない”生活を始めてみませんか?
【参考】
※ こどもの便秘 – 小児慢性機能性便秘診療ガイドライン作成委員会
【画像】
※ AnikaNes / Shutterstock
【著者略歴】
※ Yuno・・・ヨガ・アーユルヴェーダ・おむつなし育児アドバイザーの分野で活動。自身のスタジオWindhillを2015年港区白金台に設立。また今年出産を終えた1人のママとして、特に最近は妊婦や産後の身体についてを中心に学びを深める。自然な生活・自然な育児をモットーに、妊婦さんや産後のママのサポートができるよう活動しております。