ユニバーサルデザインの通園・通学グッズを販売するインターネット・ショップ「Snaily’s」、2016年1月から新商品3アイテムの販売を開始。 (4/5ページ)
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通常、ハンディキャップがある子どもが使う通園・通学グッズは、手作りするか、市販品で「子どもに我慢させて使う」しかありませんでした。「Snaily’s」では、大量生産品とは違って上質な生地を使い、丁寧な縫製で「ひとつひとつ手作り」した希少性がある商品だけを扱っています。
働く母親が増えている中で、手作りしたくてもその時間がない母親の思いに応えました。シンプルなデザイン・色柄とすることで、ワッペンやリボンなどでちょっと手を加えることでオリジナルにカスタマイズしやすく、また、集団生活でも柄物やキャラクター物が主流のほかの子ども達の持ち物と区別しやすく “自分のもの”を見つけやすいように配慮しています。
■発想の原点は、ハンディキャップを持った我が子の自己肯定感を育てること
「Snaily’s」の商品は、代表の福田恭子が、ハンディキャップを持った我が子のために自作したことをきっかけに誕生しました。子どもは、ハンディキャップの有無にかかわらず誰でも「自分のことは自分でやりたい」と考えています。
手作りした手提げ袋などは、息子が健常児に交じっての集団生活で、周りと同じようにできなくて自信を失うことのないよう造りを工夫しました。こうしてできあがったものが一定の効果があったことから、同じ思いの母親のため、我が子の自己肯定感を育てるお手伝いをしたいとの願いから商品化しました。
しかも、母親目線を大切にするため、工場での量産ではなく、鞄作家とのコラボレーションにより、ひとつひとつ手作りとしました。