運命が引き寄せた出会い。命を救った猫に命を救われた飼い主の物語(アメリカ)
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アメリカ、テキサス州に住むグレン・シャルマン(56)さんは、脳がひとつではなく、三つに分かれた状態で生まれ、多小脳回または一方的裂脳症という、視床下部過誤腫として知られる珍しい脳の腫瘍を抱えている。その影響で日に1回は発作が起きるのだが、寝ている間にこの発作が起きると、そのまま死んでしまう可能性もあるとても危険なものである。
そんなシャルマンさんだが、数週間前ヒューマン・ソサエティ・オブ・ノース・テキサスが運営する里親セン
ターを訪れ、ひとつの命を救った。
とてもかわいそうに境遇にあったという猫のブレークは、この後シャルマンさんの命を救うこととなるのである。
ブレークが以前飼われていた家は地獄のようなところだった。その家では、何匹もペットを飼っていたため、持て余してしまい、きちんとした世話ができずに、動物たちは放置状態になっていたのだ。人間の愛情というものをまったく知らずに過ごしたブレークに、心から安らげる家を探しているところだったが、里親はなかなか見つからなかった。
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そこに訪れたのがシャルマンさんだ。「あの子はとても目立っていた」とシャルマンは語る。「ひとりで飛び跳ねて、やたら鳴きまくって、ここから出して、出してとボクに訴えていたんだ」シャルマンが近づいて抱き上げると、彼の額にキスして、ゴロゴロ喉を鳴らしたという。
まるで、運命に引き寄せられたかのように養子縁組が決まった。
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ブレークはシャルマンの家にやってくるなり、まるで前から知っている場所であるかのように、すぐに慣れたという。家のあちこちで、初めての場所とは思えないほどリラックスして寝そべり、家じゅうを占領して、愛情という愛情を求めた。
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ブレークはまた、自分を救ってくれたシャルマンの命を長らえるよう最大の注意を払った。シャルマンによると、発作が起こりそうなときを、ブレークは気味が悪いくらい察知するのだという。顔をすりよせて、発作が起こりそうな気配を知らせてくれるので、事前に腰を下ろしたり横になったりして発作に備えることができるのだ。
ある夜も、シャルマンさんは寝ている間に発作にみまわれた。でも、ブレークがそばにいて、懸命にシャルマンのつま先に噛みついた。そうでなければ、目覚めなかったかもしれないという。
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シャルマンさんは、かつてアリゾナに住んでいた頃、3匹の猫を飼っていたため、猫と友情を育むすばらしさについてはよく知っていた。彼に言わせると、猫は第六感のようなものをもっていて、その3匹も彼の発作の発生をちゃんと予測できたという。
テキサス州のフォートワースに落ち着いたとき、シャルマンは新たな親友を探し始めた。そこで巡り合ったのがブレークである。あらかじめ運命づけられていたかのように両者はシェルターで出会い、吸い寄せられていったのだ。
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出会ってまだ数週間とは思えないほどに、強い愛情と信頼で結ばれているシェルマンさんとブレーク。 シェルマンさんの病気は深刻で、常に致命的な合併症を引き起こす危険性があるが、ブレークの存在が彼に生きる希望を与えてくれている。
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犬が飼い主の切迫した発作などを見つけることは知られているが、猫もまた、同族以外の動物の命を救うこともあるようだ。
2011年には、シェルターにいたキティという猫が、発作を起こした少女の体の上に乗って必死で鳴きわめいて知らせ、その命を救った出来事がニュースになったことがある。
アニマルセラピーというと、犬の貢献を思い浮かべることが多いかもしれないが、どんな動物でも愛情という絆があれば、飼い主の命を救う存在となるのだ。
via:.hsnt・translated konohazuku / edited by parumo
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